海外で新型コロナへの有効性が確認されているイベルメクチンは、なぜ承認されないのか
イベルメクチン(商品名:ストロメクトール)は、寄生虫感染症の治療薬だが、エイズウイルス(HIV)やデングウイルスへの効果が報告されている。
2015年に、ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智博士が創薬に関わった薬だ。
世界では、すでに数十億人が使用し、年3億人以上の人々が、この薬の恩恵を受けている。(大村氏のノーベル賞受賞も、この功績によるもので、致命的な副反応もほとんど無いことが実証済み)
イベルメクチンの新型コロナウイルスに対する効果
このイベルメクチンが、新型コロナウイルスの治療薬になるのではないかというのは、2020年の早い段階から指摘されていた。
海外から報告される多くの臨床データは、イベルメクチンの新型コロナに対する明確な有効性が示され、現場の臨床医からは絶賛されている。
【経口薬イベルメクチンの世界的評価】 北里研究所 北里大学 大村智記念研究所
イベルメクチンはCOVID-19に有効である:35の研究(10,336人)のメタ分析(複数の研究の結果を統合し、より高い見地から分析すること)
早期治療 84% の改善 後期治療 39% の改善 予防 90% の改善
特に、早期治療と予防効果で、高い改善率が示されている。
因みに、ファイザーのワクチンの予防効果は95%、アストラゼネカは平均で約70%
米国臨床医の報告
米国 新型コロナ救命治療最前線治療同盟(FLCCC アライアンス)会長:ピエール・コリー博士(肺と、集中治療室ICUの専門医)
「我々が望むのは、イベルメクチンが世界的に新型コロナのスタンダードな治療薬として認められることです。
もし、予防、初期治療、後期治療と、あらゆる段階に効くようなコロナの治療薬を作るとしたら、イベルメクチン以上の薬はありません。
この病気に対する完璧な薬なのです。
アメリカだけでも、イベルメクチンの処方は増加していて、今では毎週5万回分が処方されています。
世界は、この素晴らしい薬を見落とそうとしています。
イベルメクチンに、着目するべきで、利用するべきです。
コリー博士の米国 上院委員会での証言 2020 年 12 月 8 日
コリー博士は、イベルメクチンが事実上 COVID-19 に対する「奇跡の薬」であると証言
コリー氏は、FLCCC アライアンスが集めて報告書にまとめた証拠の量は、FDA(アメリカ食品医薬品局) によって定義された使用許可に必要なレベルをはるかに超えていると述べました。「それは、有効な証拠が少なく、はるかに高いコストの薬であるレムデシビルで起こり(承認され)ました」とコリー博士は続けました。「このレベルの証拠があるのに、なぜイベルメクチンでは起こり(承認され)得ないのですか? 」
FLCCC アライアンスは、Facebook やその他のソーシャルメディアでイベルメクチンに関する科学的情報を広めようとしてブロックされ、FLCCC のページは繰り返し閉鎖されています。
「奇跡の薬」と絶賛されるイベルメクチンが、日本でなぜ承認されないのか
イベルメクチンの製造販売権を持つ米国MSD社(メルク)は、「新型コロナへの治療効果の科学的根拠はない」との見解。コロナ治療薬としての承認申請に消極的。数十億~数百億円掛かる莫大な治験コストに、儲けが見合わないのではと推察される。
『AMED』(国立研究開発法人 日本医療研究開発機構)の提供する研究開発費が少額。
厚労省が、「なぜあそこだけに金を出すんだ」という批判を受けて立つ覚悟がないのではないか。
厚生労働省は、イベルメクチンの承認に消極的。
武見敬三議員(元厚労副大臣)「実験室における 彼ら(厚労省)の検査結果というのに関してみると、なかなか積極的な効果があったというふうには認められなかったと判断している人たちが何人かいた」
武見議員「厚労省が信頼するいくつかの大学の研究機関に、実験室での効果について依頼した。積極的な効果が認められないという返事が出てきた」
「残念なのは、相手がメルク社。もし、大村先生が日本の製薬企業と組んで、商品化して成功した物であれば、おそらく日本の役人は、日本の製薬企業であれば積極的に働きかけ、資金も出すというパターンになった可能性が大きい」
花木秀明博士(北里大学・感染制御研究センター長)「基礎研究者の方々が、イベルメクチンの効果を出すのに使っているウイルスを感染させて増やす細胞が、サルの腎臓の細胞で、ウイルスに非常に有利なように、細胞が持っている防御機構を破壊してある。
ウイルスに非常に有利なもので測定して、イベルメクチンはあまり効かないと判断されている。私も、そのワナに引っ掛かった。
それを別の細胞に変えると、全然活性が違ってくる」
本庶佑博士(2018年ノーベル生理学・医学賞受賞)「イベルメクチンのウイルス感染力の鑑定等について、そういう疑問に関して、厚労省が知っているごく一部の研究者に依頼するのが大きな問題である」
イベルメクチンの特例承認を
新型コロナの第3波では、コロナ用の病床がひっ迫したため、自宅・宿泊施設療養に回され、処方される治療薬もなく、病状が急変して亡くなるという事態が発生している。
政治家も官僚も、この問題自体は認識し、危機感を持っているはずだ。
効く薬が無いならともかく、イベルメクチンという世界各国で新型コロナに対する治療効果が多く報告され、適応は異なるものの安全性もほぼ担保されている薬があるのだ(1987年から既に数十億人の使用実績がり、現在も年3億人が使用している)。
イベルメクチンは、現在29ヶ国で臨床試験が行われており、すでに16の国と地域で公式に使用されている。
新型コロナに対しては、平時の対応ではなく、緊急時対応で、「特例承認」をしてもらいたい。
「特例承認」は、緊急性の高い医薬品について手続きを大幅に簡略化し、早期に承認できる法律上の仕組み。
健康に重大な影響を与えるおそれがある病気がまん延し、緊急に使う必要がある医薬品が対象で、他に治療薬などがないことや、日本と同じような承認制度がある海外の国ですでに販売されていることなどが条件となっている。
参照:2021年2月25日 【報道1930】 Runner@PV_Runnerさん
追記:イベルメクチンの治験状況
北里大学病院では、同大が進める「COVID-19対策北里プロジェクト」の一環として、医師主導治験(厚労省に承認申請するための治験を、製薬企業ではなく、医師が自ら行うこと)を、2021年3月末までを目標に行なっている(AMEDの支援)。
西村康稔 新型コロナ担当大臣は、3月1日に以下のツイートをしている。
1日も早い、イベルメクチンの承認が待たれる。