見出し画像

『ARで音を文字にすれば、現実世界がマンガになる』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.12.15

先進テックで未来の生活はもっと良くなる!」と信じて、Web3・AI・ガジェットなどのデイリーニュースから毎日ひとつピックアップしてご紹介しています。

新規ビジネスのアイディアのタネがほしい方、未来を想像してワクワクしたい方、読んでちょっといいなと思った方、ぜひフォロー・高評価よろしくお願いします!


■ARで音を文字にすれば、現実世界がマンガになる

マンガ好きなら違和感なさそう。

PC画面やゲームなどを、現実世界に重ねて映せるメガネがARグラス。コンテンツ次第では、どんなものでも拡張現実になるのが強みです。

意外かもしれませんが、大日本印刷株式会社(DNP)もARコンテンツを作っており、周囲で聞こえる音をオノマトペ(擬音)として現実世界に重ねる機能を生み出しました。

ARグラスで街中を見たら、効果音が文字になって見える。
世界をマンガにしてしまう技術を大日本印刷株式会社(DNP)が開発しました。これは面白い!

今は10種類。でも可能性は無限大!

救急車のサイレン、横断歩道の案内音、水の流れや落ち葉などの自然の音、犬・猫などの動物の鳴き声など10種類の擬音語・擬声語を表示します。

現状では対応しているオノマトペは10種類に限られるようですが、いろんなマンガのコンテンツを課金で買えば、その世界観のオノマトペが見えるようになる、なんて使い方ができたら最高に楽しそうです。

「感情表現フォント」も研究中

DNPは、感情に合わせて文字フォントを変えるという技術も研究中だそうです。フォントですから極端な差ではなく、硬い時は明朝体、怖い時は隷書体、みたいな使い分けに留まります。

フォントの違いを超えてオノマトペを物体化させたのが、マンガの効果音や心情を表すアレたちですよね。

代表的なマンガのオノマトペたち

マンガには作品ごとに特有のオノマトペが存在しますし、それが読者にとっての作品のアイコンとなることも少なくありません。いくつかの例を挙げてみます。

賭博黙示録カイジ(福本伸行)
 「ざわ・・・ざわ・・・」

ジョジョの奇妙な冒険(荒木飛呂彦)
「ゴゴゴゴゴ」「メメタァ」「ズギュゥゥゥン」

北斗の拳(原作: 武論尊 / 作画: 原哲夫)
「ヒデブッ」「アベシッ」「タワバッ」

天才バカボン(赤塚不二夫)
「ガーン!」の巨大な文字が頭に落ちる

美味しんぼ(雁屋哲・原作、花咲アキラ・作画)
「ズルッ」「ジュワッ」「サクッ」

ワカコ酒(新久千映)
「ぷしゅー」

スラムダンク(井上雄彦)
「シュッ」「バシュッ」「ドンッ」

ちびまる子ちゃん(さくらももこ)
「クスクス」「ガーン」「ポカッ」

Dr.スランプ アラレちゃん(鳥山明)
「キーン!」

マンガ作品ごとにオノマトペの言葉遣いも見せ方も超独特ですから、もっともっとたくさんあります。

スポーツ観戦がジャンプ漫画に!?

アメコミが好きな人には「Booooonnnn!!!」みたいなアルファベットのオノマトペでグッとくるでしょうし、居酒屋でガヤガヤした雰囲気も文字で見えれば一層アガること間違いなし。スポーツ観戦も全部がジャンプ漫画みたいになるなんて最高です。

好きなマンガの世界観に「吹き出しや効果音が見える」というかたちで没入できたら、毎日が本当に楽しくなりそうです。これぞ拡張現実!


いいなと思ったら応援しよう!