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『有料課金、ChatGPTから乗り換えを検討したClaudeを3日で解約。致命的な問題点とは⁉』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.11.5

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■Anthropic、「Claude 3.5 Haiku」提供開始 前版から4倍の値上げ

 米Anthropicは11月4日(現地時間)、10月に発表した有料版でのみ提供している高速性と低コストを特徴とする言語モデル「Claude 3.5 Haiku」の提供を開始した。

近頃、AIアシスタントの世界で「隣の芝生は青く見える」状況が続いています。特にClaude関連のニュースが続々と登場し、その実力の高さが話題になっています。軽量高速なモデル「Haiku」のバージョン3.5が正式公開されたり、PCを直接操作できる「Computer Use」機能が追加されたりと、着実な進化を遂げているようです。

ChatGPTには数多くの不満があり、今回、Claudeも有料課金して乗り換えを検討してみました。が、結論は「ChatGPTの方がマシ」。Claudeは3日で解約してしまいました。性能はClaudeの方がよかったのですが、致命的にダメなところがあったのですよ。

現行のChatGPTへの不満

私は現在、ChatGPTの有料版を使用していますが、最近になって幾つかの問題に悩まされています。その最たるものが「ハルシネーション問題」です。AIが自信満々に嘘の情報を提示してしまう現象が、以前より頻繁に起きるようになってきました。

さらに深刻なのがデータ処理の精度です。350件ほどのデータを整理させようとしたところ、存在しないデータを捏造したり、重複のないはずのデータを重複させたりと、信頼性に欠ける結果となってしまいました。単純な計数作業すら正確にできない「ストロベリー問題」も依然として解決されていません。

日本語対応力の違い

私は毎日、Tech系のニュースをもとにChatGPTと会話して、最終的に文章にまとめてもらうという使い方をしていますが、その出力には大きな課題があります。生成された文章の約8割は手動での修正が必要で、特に日本語表現の不自然さが目立ちます。まるで機械翻訳したような回りくどい言い回しが随所に見られるのです。

一方、Claudeは日本語の扱いが上手いという評判を耳にします。実際にClaudeに有料課金して試してみましたが、確かにその通りでした。日本語特有の主語の省略や指示語の使い方など、より自然な日本語表現を生成できています。

編集機能の使い勝手

文章編集機能を比較すると、ChatGPTの「with canvas」よりもClaudeの「Artifacts」の方が使いやすさで勝っていました。特に、Claudeが修正案を提示して確認を求めてくる手順が優秀です。最初は「反映して」と言わないと文章が書き換わらないことを手間に感じましたが、ChatGPTのように即座に書き換えられてしまうと、元の文章に戻せなくなるリスクがあります。

また、修正指示への対応力もClaudeの方が優れています。ChatGPTは一度間違った解釈をすると、同じ誤りを繰り返す「ハマり」状態に陥りやすいのですが、Claudeはより柔軟に対応し、異なるアプローチで問題解決を試みてくれます。アンラーニングが上手なのがClaudeの方です。

致命的な問題点

ところが、これだけ優れた特徴を持つClaudeにも、致命的な欠点がありました。それは「システムの安定性」です。

PDFの読み込みに失敗したり、応答が10分以上止まったりすることが頻繁に発生します。朝30分で記事を書き上げなければならない私にとって、これは決定的な問題でした。

さらに、ChatGPTにある画像生成機能がClaudeにはないこと、最近話題のAI検索機能もまだ実装されていないことなど、機能面での物足りなさも感じました。

結論:ChatGPTの方がマシ

結局、Claudeの有料プランを3日で解約することにしました。技術的なポテンシャルは確かに高いものの、実用面での安定性に欠け、毎朝使うには無理がありました。月額20ドルという同じ投資なら、現時点ではまだChatGPTの方が実用的だと結論付けました。

ただし、この状況は今後変化していくだろうと思います。Claude、Gemini、Perplexityなど、様々なAIアシスタントが切磋琢磨する中で、互いの長所を取り入れ、短所を改善していくことでしょう。その競争の中で、より使いやすいAIアシスタントが登場することを期待しています。


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