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『AI自律走行のSF23がスーパーフォーミュラ最終戦鈴鹿に登場へ! ダニール・クビアトがデモラン』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.10.14
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■AI自律走行のSF23がスーパーフォーミュラ最終戦鈴鹿に登場へ! ダニール・クビアトがデモラン
A2RLは、スーパーフォーミュラで採用しているダラーラ社製のシャシー『SF23』と、横浜ゴム製のカーボンニュートラルタイヤと同じものを使用する世界最高峰の自律走行レースだ。ASPIRE社が自律走行とAIの研究開発を通じて立ち上げたこのシリーズは、車両とベースソフトウェアにチームそれぞれが自律走行ソフトウェアとアルゴリズムを開発して搭載し、レースでその技術を競っている。
自動車のAIによる自動走行というと、タクシーやバスなどが市街地で無人走行するシーンを想像します。
先日もテスラがハンドルやペダルのない無人運転に特化したロボタクシーを発表しました。これは実現性が低いと見なされて株価を大きく下げる結果となりました。人が行き交い、信号もある市街地を安全に走るのは大変だということは想像に難くありません。
一方、今回紹介するA2RL(Abu Dhabi Autonomous Racing League)は、フォーミュラレーシングカーをAIで無人走行させ、サーキットでのスピードを競うレースです。
レーシングスピードで無人爆走するAIフォーミュラ
サーキットというコースが固定で、歩行者や自転車などがいない環境だとはいえ、フォーミュラレーシングカーが無人で高速走行する様子を映像で見ると、無人運転技術の進化に驚かされます。
そして、AI無人走行車でレースをしようと考えるアブダビの富豪の発想も「らしいなぁ」と感じさせられます。
サーキットのコースデータ、GPS、レーダー、LiDAR、車両の各種センサーなどを駆使し、本当に無人で走っています。
レースですから他の車両と混走します。人間が運転するレースと同じく追い抜いて順位を上げることで勝敗を決めるわけですから、単にサーキットを安全に周回できればいいというものではありません。
他の車両とぶつかって破損したり、スピンしてコースアウトしたりなどのアクシデントにも対応できるAIが必要です。
A2RLで培われた技術が街中の無人タクシーにそのまま反映できるわけではないと思いますが、緊急回避のテクニックをAIに学ばせるには良い機会かもしれません。
11月9日(土)・10日(日)三重県の鈴鹿サーキットで走る!
こんな自立走行フォーミュラレーシングカーが、来月11月には日本の鈴鹿サーキットで走るのだそうです。
今回最終戦鈴鹿で行われる予定のデモレースは、土日両日スーパーフォーミュラの予選後に実施される、2台の『AI対AI』の自律走行に加え、『AI対HUMAN』のセッションも行われる予定だ。HUMAN側のマシンにはダニール・クビアトが乗り込む。
しかも、2台の『AI対AI』の自律走行に加え、『AI対HUMAN』のバトルも催されるとのこと。
本家A2RLでは8台の混走レースでしたが、2台のAIカーが自律走行でデッドヒートを繰り広げるのは、本当に人が乗ったり操縦したりしていないのかと目を疑いそうです。
そして、『AI対HUMAN』は、人間の走行テクニックと比べることで、AIのデータに基づくドライビングテクニックが人間を超えているのかどうか、現時点の技術も確認できます。また、人間が走行中に追い抜きをかける・ラインを塞ぐなどのちょっかいを出した時に、AIが対応できるのかにも注目したいと思います。