『デンソー、生成AIで協働ロボ 接客やバーテンダー BARレモン・ハートをAIで再現してほしい!』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.1.16
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■デンソー、生成AIで協働ロボ 接客やバーテンダー
AIがロボットの身体を手に入れ始めました。いわゆるヒューマノイドの方向への進化です。
「AIスキルによる高精度な秤量」やChatGPTによる会話接客をもって「バーテンダーやカフェ店員としても実証実験を進める。」としていますが、ロボットアームな見た目では店員な親しみはありません。
バーテンダーやカフェ店員はお酒やコーヒーを淹れる作業者ではなく接客コミュニケーションがとても大事で、話したくなる見た目も大事ですね。
BARレモン・ハートが再現されるといいな
私がお酒に興味を持ったのは、大学生の時に読んだマンガ「BARレモン・ハート」がきっかけでした。マスターの酒に関する膨大な知識、酒1本1本が持つストーリー、美味しく飲むための接客術など、お酒の奥深さと楽しさを全部詰め込んだ素晴らしいマンガです。
つい先ごろ、LINEマンガで1巻から読み返し始めたところですが、今読むと初代マッキントッシュや8インチフロッピー式ワープロ、プリンター付き28インチ(巨大!の扱い)ブラウン管テレビが出てくる回もあり、時代を感じさせます。
しかしお酒に関する話は全く古びません。
昨年末、2023年12月29日(金) に新作ドラマ2本が制作・放送されています。BARレモン・ハートが時代を超えた酒マンガの名作である証左ですね。
このBARレモン・ハートのマスターの持つ酒の知識と、お客さんひとりひとりのストーリーに酒のストーリーを重ねていく話運びができるAIバーテンダーがいれば、お酒がいつでも美味しく飲めそうです。
ChatGPT版バーテンダースマホアプリも
ChatGPTの会話機能を使って、BARレモン・ハートのマスターとの会話のような酒のうんちく話が聴けるスマホアプリ「チルバー」も作られています。
デンソーのロボットのようにお酒をつくってはくれませんが、音声で「スコッチに合う音楽って何?」と問いかけると「スコッチにはジャズやクラシック音楽がおすすめです。それともしロックが好きならハードロックやプログレッシブロックもいいですよ」と返してくれました。
GPT3.5が返すベタな応答内容ですし、BARを模しているとしてもアプリのUIがChatGPTのまんまなので、BARでマスターと会話しているような雰囲気にはならないのがちょっと残念です。やっぱり会話相手の見た目は大事です。
ロボットを作るのは当面難しいですが、メタバースの中で動く3Dアバターのマスターのほうが早く実現できそうです。BARレモン・ハートを再現したメタバースや、
「バー後藤」にレモン・ハートのAIマスターが居たりすると楽しそうです。
メガネさんになりきってARグラスをかければ目の前がBARレモン・ハートになる。そんなメタバースなら行ってみたいですね。