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『GPTs Books革命! 「読むだけの本」から「対話できる本」へ 『GPTs×出版』のプロデュースサービスを開始』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.1.20

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■出版業界 初の試み! 「読むだけの本」から「対話できる本」へ 『GPTs×出版』のプロデュースサービスを開始

生成AIでの対応をサポートするサービスを展開することで、「読むだけの本」から「質問できる本」「会話できる本」という新しい機能と価値を提供いたします。

SOZO美術館の館長としても日ごろ大変お世話になっている、株式会社海馬の北村社長が、Clover出版とタッグでChatGPT、GPTsを使ったとても興味深いサービスを開始されました。

「質問・会話できる本」

このワーディングだけでワクワクします。
いうなれば「GPTs Books」。勝手に名付けましたが、北村社長に提案してみます。


SOZO美術館館長が仕掛ける新プロジェクト

SOZO美術館としては、多くの人が高クオリティなアートをプロンプトから作れるようになったことに着目し、SNS上で、企業が提示するテーマについて大勢の人がAIアートを投稿するキャンペーン型広告商品を展開されています。

弊社BLOCHSMITH&CO.でも映画「STORY GAME」とのコラボキャンペーンで利用させていただきました。日本の怪談話、妖怪のAIアートがSNSを埋め尽くす様子は圧巻でした。

そんなSOZO美術館の館長でもある北村社長の新プロジェクトが「質問・会話できる本」、GPTs Books事業です。


GPTs Books「質問・会話できる本」

ChatGPTのカスタマイズ作業を行う「学習」の際、出版物の内容を学習させることがもっとも簡単なことから出版事業との相性の良さを見込み当サービスを考案いたしました。

出版物やネット上のコンテンツなどをAIが学習素材に使うことの是非が問われるケースが多くありますが、「GPTs Book」で電子書籍を出そうという著者は自ずと学習を許可しているわけで、素材化の可否が問題にならないのも見事です。

また、やはり「質問・会話できる本」というコンセプトがとても素敵です。
どんなことができそうかを挙げてみます。


「質問・会話」でできそうなこと

質問はシンプルに検索としても機能します。
本には目次はありますし、電子書籍であればキーワードでの検索は可能です。しかしもっと緩やかに曖昧なニュアンスで検索することもChatGPT経由ならできます。

また、検索したいと思う動機は、キーワード前後に書かれている文章内容をおさらいしたいからですから、周辺の内容を要約して教えてくれた方が手っ取り早いことも多いはずです。

著者との会話に近い体験もできそうです。
本は著者の考え方を著したものですから、本の内容に関連した質問を投げかけ応答を得るという体験は「著者との会話」です。

小説など文学作品よりはビジネス書や自己啓発本の作者のほうが著者らしい振る舞いをしそうな予感はします。

GPTsで本1冊ずつ展開されるとは思いますが、将来的に著者ごとに著作すべてを横断して学習させたGPTsが作られれば、ChatGPTはもっと著者の考え方を理解して、より著者らしい応答をえられるようになるかもしれません。

過去作で故人も蘇る?
既に亡くなっている往年の著者の本を読み込ませれば、故人が現代に蘇る体験ができるかもしれません。

ラジオ番組のGPTs版もできそう
「質問・会話できる本」の仕組みは応用が利きます。たとえばラジオ番組を文字起こししたものを学習させれば、ラジオパーソナリティとの対話が楽しめるようになりそうです。

書き言葉の本と違って、ラジオはパーソナリティが話し言葉で話していますので、もっとパーソナリティ自身の個性が感じられる会話ができそうです。

ラジオの進化系は、ポッドキャスト+GPTs=パーソナリティと質問・会話できるラジオ、かもしれません。


本に活版印刷以来の革命をもたらす

本に書かれていることを読んで学ぶ、楽しむことはもちろん、本に書かれている内容についてを「質問」することができると、本というものの在り方が大きく変わります。

例えていうなら、写真、映像というビジュアル記録の方法にAppleが空間ビデオという概念を持ち込んだくらいの革命が「GPTs Books」で起きるんじゃないかと思います。

<1世紀前後>「本」の形の誕生
<12〜16世紀頃>書き写しから活版印刷へ

そして20世紀になり書籍の電子化とマルチメディア化が始まりましたが、本で得られる体験は大きく変わっていません。

強いて言うなら「弟切草」のようなゲーム×本でインタラクティブ性を加えた作品が出たことは大きな進化といえるかもしれませんが、著者やクリエイターが作り込んだシナリオを体験させるのではなく、読み手側が自由に本と対話できるのは「GPTs Books」で初めて実現されます。

大袈裟でもなく、「GPTs Books」は活版印刷以来の出版物の進化系の発明だろうと思います。

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