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『Twitter Blue普及の鍵はウォレットにあるはず』~【新しいweb3ビジネスのアイディアのタネ】2023.1.15
■ツイッターの有料サブスク「Twitter Blue」ってどんなサービス? 実際に加入してみた
私自身はTwitter Blueに加入していません。今回ご紹介する記事のタイトルが「加入してみた」となっているだけです。
TwitterでPFPアイコンにNFTを使うための条件がTwitter Blueへの加入だったはずですが、このたび日本でのTwitter Blue導入に際してはNFTアイコン化するサービスは提供されていないようです。
[訂正?]
Twitter Blue未加入の私自身は未確認ですが、日本のTwitter BlueでもNFT PFPアイコンの設定に対応しているようです。詳しくは以下の記事をご覧ください。
加入手続きの方法やどんなメリットがあるのかなどは上記記事に分かりやすく掲載されていますのでここでは割愛します。
■「Twitter Blue」を使って考えた“月額980円の価値” 普及のカギを握るのは携帯キャリア?
企業アカウントやインフルエンサーなど、ツイートがビジネスに直結しているユーザーには、編集や取り消しは便利な機能といえそうだ。また、Twitter Blueに申し込むと、アップロードできる動画の解像度が1080p(フルHD)になり、尺も最長で60分に伸びる。こうした機能も、どちらかといえば企業やインフルエンサー向き。収益化の方法がないため魅力は限定的だが、企業がプロモーションの映像を配信するといった使い方はできそうだ。日常生活の延長でSNSを楽しむというより、Twitterをヘビーに使いこなしているユーザー向けの機能といえる。
石野純也さんのレビューはもう一歩踏み込んでいます。
Twitter Blueで使えるようになる機能はツイートの編集機能が中心ですが、返信が付いたら編集不可になるなど使い勝手がいいものとは言えません。
上記のように企業のPRユースで長尺動画を載せるというユースケースがご紹介されていますが、Twitterのようなどんどん流れて行ってしまうメディアで長尺動画を腰を据えて見るかというと微妙です。
セオリーでは同じメディアから離脱せずに見せた方がPR効果は高いのでしょうが、アイキャッチな短い動画でAttentionを取って本編の長尺動画は自社サイトやYouTubeに誘導して見せる、でも良さそうです。
現状ではツイートの編集や取り消し、動画の強化などが中心だが、機能の数に対して、価格は割高といえる。もともと、Twitter Blueが米国などで始まった際の料金は350円だった。このぐらいなら気軽に支払えそうだが、980円となると、どうしても他のサービスと比較した際のコストパフォーマンスが気になってくる。
個人ユースだと最も気になるのはコスパでしょう。
例えば、Netflixのベーシックプランは990円。720pと解像度は制限されるものの、この金額を払えば膨大な映像作品が見放題になる。1億曲を超える楽曲が再生し放題になるApple Musicも、個人向けプランは1080円。ECの配送特典や動画、音楽、ストレージなどのサービスがセットになったAmazonプライムは、月額料金で500円とさらに安い。1000誌以上の雑誌が見放題になるdマガジンも、わずか440円。こうした価格帯の近い各種サービスと比べると、980円という料金はやはり割高に見えてくる。
こうやって比較されると、不十分な編集機能や長尺動画の投稿のためだけに月額980円払うのは一部に限られそうです。
今は長くお世話になったTwitterを支える一助になればと、お礼のような気持ちでTwitter Blueに加入しているが、継続するかどうかはかなり悩ましい。
Twitterを支えたいファンがお布施として払うというケースは確かにあると思いますし、こういう課金の仕方は現代的だとも感じます。
しかしTwitterはきちんとファンに向き合えるでしょうか?
■プライバシー軽視のTwitterサブスクがうまくいかない理由
それまでは、多くのユーザーが同じような考え方や価値観を持つ人たちとつくりあげたコミュニティーの中で、関心があることを追求するためにネットを利用していたと思うんです。それは、企業が広告主の利益よりもサブスク加入者のユーザー満足度を重視することで実現可能なサービスです。
GIZMODOに掲載された、MeWeのCEOでMySpaceの元会長のJeffrey Scott Edellの寄稿記事では、日本のTwitter Blueのことではなく先行している米国でのTwitter Blueも含めたTwitterによるサブスク全般を指して「うまく行かない」と断言しています。
プライバシーに着目はしていますが、記事全般のニュアンスからプライバシーに限らずユーザーの満足度をTwitter社(またはイーロン・マスクが)が重視していない姿勢を理由として挙げています。
Twitterは確かに便利で有用でファンも大勢いるサービスではありますが、便利だけれどファンとまでは言えない、というユーザーが大半な印象があります。私自身も便利に使いつつマインド的にはTwitterファンではありません。
Twitterを支えたいファンがお布施として払いたいと思わせるような企業姿勢や、その企業姿勢を体現する有料サービスの拡充が必要で、980円が割高に感じてしまう原因に対策を打たなければTwitter Blue加入者は伸びないはず。
加えて広告ビジネスの方もユーザーが離れてしまえば成立しづらくなります。
■Twitterウォレットはキラーサービスになる
これまでもたびたびTwitterが暗号資産ウォレット機能を提供した場合の可能性について言及してきました。
今多く使われているSNS認証に代わってTwitterウォレットを外部サービスの認証に使うようになれば、暗号資産やNFTを使ったサービスが圧倒的に使いやすくなるはずで、Twitterアカウントを持つことの価値が急激に上がるはずです。
TwitterウォレットがTwitter Blueのサービスのひとつとしてサブスク課金者のみに提供されるならば私も加入すると思います。
まだTwitterの人員削減や方針転換で混乱しているようですが、落ち着いてくればおそらく本腰を入れてweb3サービスの拡充に力を入れてくるんじゃないかと思っています。
ツイート編集機能で980円、ではなくweb3サービスのメインアカウント、メインウォレットとしてのTwitter Blueをぜひ実現してほしいなと思います。