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『「電脳メガネ」ついに実現? Meta、真のARグラス「Orion」を披露』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.9.26

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ChatGPT新音声モード『Advance Voice』まだ来ず。

ChatGPT新音声モード『Advance Voice』が話題ですが、私のアカウントではまだ使うことができませんでした・・・

旧ボイスモードは応答が遅く、日本語の発音も英語話者のなまりが強いものでしたが、KEITOさんの動画を見るに全く別物のレベルに進化していますね。

このプロンプトでChatGPTが先生に。

個人的には韓国語の勉強を始めたところなので、『Advance Voice』が使えるようになったらKEITOさんの動画にあるような語学レッスンをChatGPT先生にしてもらおうと思います。

■「電脳メガネ」ついに実現? Meta、真のARグラス「Orion」を披露 “筋肉の信号で操作”も可能に

スマートグラスを当たり前に使う世界がいよいよ現実のものとなりそうです。

今回披露されたMeta社の「Orion」は、これまでのRay-Banスマートグラスと違って、一般的なスマートグラスと同じくレンズ部分にモニターを備えています。このモニター部分がすごい。

多くの既存のスマートグラスは、カメラを通して映像をディスプレイに投影するビデオパススルー方式を使用していますが、Orionは物理的な視界に直接映像を重ねるAR表示でありながらマルチウィンドウを実現しています。

「Orion」は、MetaQuestシリーズと同じように、スマホ連携不要の独立したデバイスとして使えるように作られています。

単体で動作するARグラスのメリットは確かにある一方で、AppleやGoogleもスマホと連携するスマートグラスを開発すると予想しています。iPhoneユーザーはAppleのシームレスな周辺機器の連携に魅力を知っていますが、MetaQuestシリーズで実績のあるMetaの新しい技術にも大きな期待を抱いくのではないでしょうか。

今回は、Meta Orionと、いつか発売されるであろうApple・Googleのスマホ連携前提のスマートグラスを妄想で比較して、それぞれの特徴と利点を整理してみます。

Meta Orionの独自性

Meta Orionは、スマホを介さず単体で動作するスマートグラスとして設計されています。筋電図(EMG)による手首の動きを感知した操作や、AIとの高度な連携が可能で、従来のスマートグラスやスマホでは実現できなかったハンズフリーの新しい操作体験を提供します。特に、視覚的な情報を物理世界に重ね合わせることで、地図や通知、その他の情報を直感的に操作できるAR表示はスマートグラスのイメージ通りで、非常に魅力的です。

ただし、Meta Orionは専用のプラットフォーム(Horizon OS)で動作し、既存のスマホアプリやサービスとは別のエコシステムを構築する必要があります。エコシステムの発展に時間がかかりそうな点が課題です。

Apple・Googleのスマートグラス:スマホとの連携の強み

AppleやGoogleが提供するスマートグラスは、スマホと連携する外部機器として位置づけられます。外部機器と位置付ける大きな利点は、スマホの強力な処理能力や既存のエコシステムを活かせる点です。これにより、スマートグラスには大きなバッテリーを積む必要がなく、スマホの定期的な買い替えによって最新の処理速度や機能を享受できる点も、AppleやGoogleのスマートグラスの大きな利点です。

また、スマホと連携することで、アプリやデータはすべてスマホ上で管理され、スマートグラスはそれらの情報を効率的に表示し、操作を補助する役割を果たします。スマホを使わないシーンではグラスを使い、必要なときにはスマホでの操作も選択できるという、状況に応じた柔軟な使い方が可能です。

Meta OrionとApple・Googleのスマートグラスの架空比較

両者のアプローチには明確な違いがあり、それぞれの強みと課題を簡潔に比較すると以下のようになります。

  • Meta Orionのメリット:

    • スマホに依存しない独立性: 単体での動作により、特定の場面ではスマホを操作せずに情報を確認・操作できる。

    • 新しい操作インターフェース: EMGやAIとの連携により、スマホでは実現できない直感的な操作が可能。

    • Horizon OSによる専用エコシステム: スマホと異なる体験を提供する新たなプラットフォーム。

  • Meta Orionのデメリット:

    • 既存のスマホエコシステムとの互換性がない: iOSやAndroidのアプリをそのまま使えないため、エコシステムの成長が課題。

    • バッテリー消費: 単体で動作するため、バッテリー容量に制約があり、持続時間がスマホ連携型のデバイスより短くなる可能性がある。

  • Apple・Googleのスマートグラスのメリット:

    • スマホとのシームレスな連携: iOSやAndroidのエコシステムをそのまま活用でき、既存のアプリやサービスが利用可能。

    • 柔軟な操作性: スマホでの操作が便利なシーンではスマホを使い、グラスでの簡単な操作はグラスで行える。

    • バッテリーとチップセットの負担軽減: スマートグラス自体は大きなバッテリーを必要とせず、スマホの定期的なアップグレードによって最新の処理性能が維持できる。

  • Apple・Googleのスマートグラスのデメリット:

    • スマホに依存する設計: あくまでスマホと連携するデバイスであるため、単体でのフル機能は期待できない。

スマホとグラスでノートパソコンは代替される

私が期待しているのは、スマホ、スマートグラス、そしてキーボードの組み合わせで、ノートパソコンを持ち歩かなくて済む未来です。AppleやGoogleのスマートグラスは、スマホの強力な性能とエコシステムを活かし、柔軟かつ効率的な作業環境を提供できるでしょう。一方、MetaのOrionは、スマホに依存しない新しい体験を提供し、独自の可能性を切り開いています。

スマホとの連携による使いやすさを重視するならAppleやGoogleのスマートグラス、革新的な操作体験を求めるならMetaのOrionが有力な選択肢となるでしょう。

『電脳コイル』くらいARを当たり前に

現在iOSとAndroidに共通でリリースされていることから、Meta Orionが登場しても、アプリケーションは3社で共通化されるだろうと思いますし、Meta社はEMGなどの独自性をあまり追い込まずにARアプリの開発がしやすい仕様を採ってほしいと思います。Orionの登場でARアプリが充実するきっかけになれば最高です。

個人的にはやはりApple製スマートグラスのシームレスな操作性やエコシステムに興味を持ちますが、VisionProのように高額になりそうな予感はします。スマートウォッチくらい、多くの人が当たり前にARスマートグラスを使っているようになる『電脳コイル』のような世界線が来るよう、できるだけ安価に提供されてほしいなと思います。

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