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『SimejiにAIアート機能を内蔵!』~【新しいweb3ビジネスのアイディアのタネ】2022.10.10

■Simejiに新機能「AIイラスト」 言葉の入力だけで画像を自動生成してくれる

AIアートがどんどん身近なところに近づいてきていますよ。今度はスマホ用日本語入力キーボード「Simeji」の中に内蔵されました。

操作手順は公式Twitterが連投で解説してくれています。

Simejiは非常に多くの人が使っていますので、最新版にバージョンアップするだけでAIアートを試すことができるようになる、AIアート専用アプリを別にインストールする必要がない、という点でグッと身近になりました。


■イメージとちょっと違ったUX

実は「Simeji×AIアート」で期待していた操作性、UXとちょっと違ったんですよね。

スマホで文字を入力するシーンすべてでAIアートが気軽に作画できる、つまりメール、Twitter、LINEなどのコミュニケーションツールはもとより、ブラウザのURL入力、YouTubeで動画検索、メルカリで商品検索などすべてのシーンで入力した文字がAIアート化できる、みたいなことを想像していました。

そうなるとAIアート専用アプリを絶対インストールしそうにない人にまでAIアートが普及する、ようなビッグウェーブが起きるんじゃないか、日常で使う言葉がビジュアルになっていく面白さが発見されるんじゃないか、と期待していました。

Simejiユーザーではなかったので今回初めてインストールして試してみたのですが、公式Twitterの解説の手順で言うと

  1. キノコをタップ

  2. 「よく使う機能」→AIイラスト(→Simejiサイトに飛ぶ)

  3. 「文言入力」→スタートをタップ

  4. 「友達にシェアする」をタップ→シェアしたいSNSをタップ

  5. Simejiに戻って画像を確認

の「2.」でSimejiサイトに飛ぶところでちょっと違うなと感じ、でも画像投稿に対応していないアプリでもAIアートを出力するにはコレは必要か、と納得するも、「4.」でSNSにシェアしないと画像が見えない仕様でムム?っとなりました。

実際にシェアすると


出来上がりの画像を見ることができます。画像を長押しするとダウンロードすることもできます。

今回のお題は「犬も歩けば棒に当たる」。画風など細かいことを指定しませんでしたが、ファンタジーっぽい絵柄がデフォルトで指定されているようです。

SimejiにAIアートを内蔵させた目的はSimeji自体の宣伝でした。なのでSNSに投稿することを出口としているのも合理的です。アプリの中にStable Diffusionのエンジンを内蔵させるのではなくサーバサイドで処理するため、1日3回までしかAIアートを生成できないのもちょっと寂しい。

でもこれまでAIアートを触ったことがない人にグッと距離を縮めて身近にする効果はあるのではないかと思います。


■SimejiでAIアートをもっと楽しむTips

生成したAIアートを確認するためには、どこかのSNSに投稿しなければならないのがちょっと不便だと感じる人も多そうです。

そこでTips。LINEで「自分ひとりグループ」を作ってそこに投稿すれば、自分だけでAIアートを楽しむことができます。

詳しい設定方法はこのページをご覧ください。

LINEのホーム→(右上の)友だち追加→グループ作成→グループに入れる人を選ばずに「次へ」、で自分ひとりグループが作れます。

SimejiでAIアートを描かせたら、投稿先に自分ひとりグループを選択することで出来上がり画像を確認することができるようになります。


■次はLINEアプリに内蔵しないかな

LINEアプリの中にAIアート機能を内蔵したら、トークの会話がどんどん画像になって楽しそうです。

LINEアプリの中にStable Diffusionのエンジンを内蔵させてしまえばサーバ負荷の問題も解消できます。

しかしLINEスタンプが売れなくなるかもしれませんね。その時々で最適な表現を作れるAIアートスタンプになってしまいますから。

いや、そういうリアルタイムLINEスタンプ生成機能としてならむしろ売り物になるかもしれません。吹き出し文言と絵柄をセットで出力できるAIアート。これはいいかも。

AIアートのマスアダプションはまだまだ可能性がありそうです。

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