
『デスクトップアーミー公認の二次創作NFTプラットフォームが2023年春に始動!』~【新しいweb3ビジネスのアイディアのタネ】2022.11.26
■UPBONDはメガハウスとIPの二次創作物、二次販売を可能としたNFTプロジェクトを2023年春始動します
IPの二次創作、二次販売を公式に認めたNFTプラットフォーム誕生「Fun to Craft」を実現する「デスクトップアーミーNFT」始動
NFTを購入したユーザーは3Dフィギュアデータをカスタマイズし、自身で楽しむだけでなく、プロジェクトページを通じてマーケットプレイスで販売することが可能となります。、コンテンツホルダーが公式に認めた画期的で全く新しいIPコミュニティ形成の場の提供を予定しています。
久しぶりに登場した、NFTアートに関する面白いソリューションです。
IPが公式に登録したデスクトップアーミーの「素体」をベースに、ファンが3Dで二次創作NFTを作成してOpenSeaなどで売ることができ、売れたら二次創作者にもロイヤリティが入るという仕組みです。
今回始動するNFTプロジェクトの第1弾として、メガハウスが2016年から展開しているオリジナルコンテンツ「デスクトップアーミー (以下DTA)」のフラグシップキャラクターである「シルフィーⅡ」の3DフィギュアデータをNFTとして販売します。
デスクトップアーミー専用の二次創作NFTプラットフォームという位置づけのようです。将来他のIPに広がる可能性もゼロではないような気がしますが、まずはDTAシリーズの素体バリエーションが今後増えていくのでしょう。
■IPにもメリットがある仕組み
IP側から見てもメリットがあります。
ファン巻き込み型NFT参入
過去どこかで作成されたビジュアルをNFT化するだけでは面白くない。
かといってコストをかけてユニークなNFTを作っても売れるかわからない。
そんな悩みを解決するのが二次創作の解放アプローチです。ファンによる好意的かつ広い発想で作られたNFTアートを自発的に作成してもらえ、ファンの熱量とNFTリテラシーで販売してもらえ、さらに売れたらIP側にロイヤリティが入ります。
勝手に二次創作された違法販売品との区別がつく
有名IPは勝手にNFTにされてしまっています。
きちんと公認する仕組みがあった方が、非公認・違法なものとの区別がむしろつきやすいはずです。
■先行ソリューション「ニジソー」もある
パジさんが手掛けている「ニジソー」がIPの公認二次創作NFT作成プラットフォームとして先行しています。
UPBOND&メガハウスの新サービスの詳細がわからないので予想も込みですが、
・二次創作クリエイターは登録制
・制作された二次創作物の審査と承認アリ
・二次創作クリエイターにロイヤリティが入る仕組みがある
は共通、
・「ニジソー」にはDTA専用のようなIPに制限はない
・「DTA」プラットフォームではIP公式に3Dモデリングデータが支給される
は大きな違いです。
もし2Dグラフィックにも広げるならIllustratorのaiデータやPhotoshopのレイヤーデータが公式から支給されるようなものですから垂涎です。
■デスクトップアーミーならではの二次創作NFTの可能性
3Dデータを使って戦闘シーンのプロモーションビデオが公式によって作られています。
3Dデータだということは、このまま戦闘ゲームにしたり、メタバースのキャラアバターにしたり、デスクトップフィギュアとしてPCやスマホで愛でるアプリにしたりというデジタル上の応用が幅広く可能だということです。
間接の稼働やパーツはめ込みなどがあるので3Dデータそのままではありませんが、フィギュア化もされています。
二次創作NFTにもこれら応用版への転用がされた際に更なるロイヤリティが入る仕組みがあれば、二次創作NFTを作成しようというモチベーションがグッと上がります。
今回の二次創作NFTプラットフォームを盛り上げるユーティリティ施策としてとても有効だと思いますので是非。
やっぱり既存IPは強いですね。パスポートNFTなど実用性の高いユーティリティに向かう方向もありながら、アート系NFTはやはり既存IPの公式乗り出しがNFT普及の強力な牽引力になりそうです。