
『ChatGPTが一時障害(復旧済み) 。AIが止まっても事業継続できる新しいBCP観点が必要に』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.12.27
お知らせ:『QAQA(カカ)』インストールで日清カップヌードルをもらおう!
クイズでポイ活ができるアプリ『QAQA(カカ)』で、現在「日清カップヌードルを最大1万名様にプレゼント!」というキャンペーンを実施中です。
また、『QAQA(カカ)』はポイ活アプリです。
クイズを解いて貯められる「CHIP」は、Amazonギフト券や日清カップヌードルのような各種商品、今どんどん値上がりしている暗号資産などと、来月以降に交換ができるようになります。
今のうちにCHIPをたくさん貯めておくと、きっとイイコトがあります。是非!
-- お知らせココマデ、本編はココカラ↓
「先進テックで未来の生活はもっと良くなる!」と信じて、Web3・AI・ガジェットなどのデイリーニュースから毎日ひとつピックアップしてご紹介しています。
新規ビジネスのアイディアのタネがほしい方、未来を想像してワクワクしたい方、読んでちょっといいなと思った方、ぜひフォロー・高評価よろしくお願いします!
■ChatGPTが一時障害で「仕事が進まない」「気づいたら必須アイテムに」の声(復旧)
12月27日未明からOpenAIの生成AIサービス「ChatGPT」で障害が発生している。記事執筆時点(午前5時50分)でもサービスは利用できなくなっている。
Downdetectorによれば、障害は12月27日午前3時頃から発生している。
SNSでは「ChatGPTが動かない」などの投稿が相次いでいるほか、「気づいたらAIが無いと仕事が進まないほど必須アイテムになっている」「これないと仕事が進まない」などの投稿も見られた。
(更新)午前6時14分時点で復旧を確認した。
AIは現在、企業の業務に徐々に導入され始め、その利便性が理解されつつある段階で、ようやく本格的に業務フローの中核に組み込まれる兆しが見え始めています。
しかし、その一方で、AI導入が進む中で生じる課題やリスクについても考慮する必要があります。
今後多く登場するであろうAIスタートアップが提示するAIソリューションは、これまで数百人、数千人の人間が必要だった業務を一気に無人化するような強力なものも多くあるはずです。
それらは投資家や経営者にとっては非常に魅力的に映るのは間違いありませんが、コアになっているAIエンジンが障害などで停止した場合のダメージも計り知れません。
AI停止が引き起こす連鎖的リスク
AIが停止した場合、その影響はひとつのサービスにとどまらず、複数の企業や業務に広がる可能性があります。
例えば、今年2024年7月19日に、WindowsOSがウイルス対策ソフトの不具合で世界中のシステムが一斉に停止した事例がありました。
まったく同様だとは言えないものの、クラウド上で動作するAIが中心的な役割を果たしている場合、その停止はサプライチェーン全体や市場に深刻な影響を及ぼすことが考えられます。特に、物流などの分野では経済の連動性が高く、その影響は拡大しやすいでしょう。
また、AIが停止したことで業務継続が不可能な場合に備えて、バックアップシステムの構築が必要となりますが、その実現には高いコストが伴います。人を減らすためにAIを導入した企業にとって、障害発生時に対応できる人間のスタッフは圧倒的に少人数になるはずです。
さらには、AIを大前提にワークフローを構築する「AIネイティブ企業」の場合、人間が肩代わりすることが不可能な場合も多いはずです。
AIネイティブ化は冗長系を用意しづらい
AIネイティブな業務フローを構築した場合、そのフローはAIにしか実行できない設計のため、障害時に人間が代替することが事実上不可能になります。
例えば、24時間無停止で大量の問い合わせを即時処理するカスタマーサポートシステムや、超高速で複雑なデータ分析を行うプロセスなどは、AIに特化した設計が前提となります。AIネイティブな業務フローでは、AIが停止した際のバックアップシステムもAIに依存せざるを得ず、また、ChatGPTが停止した時のためにClaudeで同じシステムを作っておくようなことが現実的には不可能な場合もあります。
他のAIでは冗長系を作れないという技術面だけではなく、複数のAIプラットフォームやシステムを並行して運用するには多大なコストと管理能力が求められ、中小企業にとっては特に大きな負担となるでしょう。
それでも冗長系を考えるべき
それでもやはり、クラウドAIに依存した業務フローでは、一部でも手動で実行できる代替プロセスを組み込むことは重要です。また、もしChatGPTが停止した場合にも社会が完全停止してしまわないような規制の仕組みを構築することも必要になるかもしれません。
AIは確かに便利でローコストではありますが、AIが停止した時のリスクも考えるべき時期に来たといっても過言ではありません。
AI時代ならではのBCP対策を
AIの停止による世界中での一斉サービスダウンは、いつか一度は起きると考えられます。
冗長系が大事だというのは理解されつつも、特定のAIを自社向けにカスタマイズすると他のAIでは代替できず、AIネイティブな業務フローを構築した場合は人間での代替が不可能です。また、コスト面でもこれを実現するのは非常に難しい現状があります。
このように、AIが停止することに対する対処は、AIネイティブ社会における新しいBCPの視点として捉える必要があることは間違いありません。