見出し画像

『ロボット床下収納プレガイドラインの策定に着手 家庭用ロボットの普及はは床下から』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.9.19

先進テックで未来の生活はもっと良くなる!」と信じて、Web3・AI・ガジェットなどのデイリーニュースから毎日ひとつピックアップしてご紹介しています。

新規ビジネスのアイディアのタネがほしい方、未来を想像してワクワクしたい方、読んでちょっといいなと思った方、ぜひフォロー・高評価よろしくお願いします!


■ロボット床下収納プレガイドラインの策定に着手~新築住宅の住宅デバイス対応準備を開始~住宅デバイス共創機構設立準備室

戸建て住宅の床下空間を活用した新しい収納です。
(中略)
ユーザーは、居室に設けられた荷物の受け渡し口に収納したい荷物を収めます。荷物は床下エレベーターにより床下の収納空間へと降り、床下で待機している荷物運搬ロボットへ引き渡され、所定の場所に収納されます。

日用品も買う大通販時代

今では日用品も通販で買うことが当たり前になりました。特に在宅ワークの普及によって、自宅で荷物を受け取る機会が増えたことが、通販利用の増加に拍車をかけています。

しかし、在宅ワークが普及したとはいえ、常に家にいるわけではありません。通販のでの注文が増えるにつれ、外出中に商品が届くことを心配する場面も多くなってきました。時間指定をしていても、実際には2時間ほどの幅があるため、その2時間は落ち着きません。

宅配ボックスというものもありますが、大きなマンション以外ではあまり普及しているとは言えませんし、仮に宅配ボックスを導入しても、1つしか荷物が入らず不便に感じることも少なくありません。

「ロボット床下収納」

そんな中、現代の通販時代にふさわしい新たな解決策として発表されたのが、戸建て住宅の床下を巨大な宅配ボックスにする「ロボット床下収納」の住宅規格のプレガイドラインです。

この住宅規格が目指すのは、住宅の床下にある広大なスペースを収納として利用し、通販の配送物も受け取れる巨大な宅配ボックスとしても活用できるものです。

ロボット床下収納では、荷物の管理や取り出しに家庭用物流ロボットが使用されることが想定されています。注文した商品が届くと、このロボットが自動的に荷物を床下の収納スペースに運び、必要な時に取り出すという仕組みです。

このような業務用物流ロボットの家庭用が想定されています。

マス目上に規格化されたモジュールで拡張しやすく、床下のかたちに適用しやすいこと、通路を必要としないこと、深さを利用して利用頻度の高いものが浅い階層に来るように自動配置すること、ロボットの消費電力は10台で家庭用掃除機1台分、ロボット用には照明を必要とせず消費電力をさらに抑えられることなどが、この動画では利点として挙げられています。これらは家庭用の床下収納でも当てはまる特徴です。

家庭用ロボットの普及は床下から

このような物流ロボットは、家事代行ロボットやヒューマノイドロボットと比べると、すでに実用化されている技術であり、現実的です。

今後、ますます通販が普及していく中で、このような床下全体を宅配ボックスとして活用する住宅の需要が高まり、それに伴って床下で稼働する家庭用物流ロボットも普及していくでしょう。

これまで、ロボットがいる未来の家庭像として描かれてきたのは、家事をこなすヒューマノイドロボットや、高度なAIを搭載したロボットでしたが、これらの技術の普及にはまだ時間がかかるでしょう。

その一方で、物流ロボットはすでに実用化して久しいですし、一般住宅の床下のロボット収納が普及することで家庭用ロボットの低コスト化も進む可能性があります。

防災備蓄にも向いている

防災用の備蓄品をストックするにも、床下収納ロボットがきちんと在庫や期限を管理してくれるようになれば安心です。それに、床下に区画整理されて収納されている方が、地震で荷崩れしたり高いところから落ちてきて怪我をするリスクも避けられます。

未来の住宅には物流ロボットがいる

今後、通販がますます浸透する中で、床下の広大なスペースを活用し、家庭用物流ロボットを導入することが当たり前になっていくのではないかと思います。

郊外の戸建てエリアは今回のようなロボットが管理する床下収納で、都市部のマンションは共用部として収納専用フロアを設けたり、複数のマンション間で共同管理するロボット倉庫と接続されるような物件も増えてくるのではないでしょうか。

ロボットが家にいる様子は今でもSFの域を出ませんが、物流ロボットがいる家庭はかなりリアリティがあります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?