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『伝統文化「熊手」×NFTの相性が良いワケ』~【新しいweb3ビジネスのアイディアのタネ】2022.12.1
[告知]今夜19時半!
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ミーティングID: 395 567 0403
パスコード: M430uu
■日本の伝統文化「熊手」とNFTを融合、XYZAが新プロジェクトを発足
伝統文化「熊手」×NFT
世界的なアーティストやギャラリーと組み、高品質なNFTデジタルアートを販売する「XYZA(エックスワイジーエー)」を手掛ける株式会社FRMは29日、日本の伝統文化「熊手」とNFT(非代替性トークン)を掛け合わせた新プロジェクトを発表した。
「熊手 presented by XYZA」では、購入者が熊手上にコラボ・アーティストがデザインした6枚の札から好きな札を選んで飾り付け、オリジナルの「熊手NFT」を作成できる。
日が経つのも早いもので、もう12月1日、師走に突入ですね。
今回ご紹介するのは「熊手」×NFTのプロジェクトです。
商売繁盛の祈願アイテムである「熊手」は毎年11月の酉の日に開かれる酉の市で売られるものなので師走のネタとしては時期がふさわしくないのですが、個人的にはなんとなく年末感を感じます。
日本の伝統文化である「熊手」に最新テクノロジーであるNFTと、さらにNFTアートクリエイターのアートワークをコラボさせたのが今回の「熊手 presented by XYZA」プロジェクトです。
■「熊手」とNFTが相性が良いワケ
デジタル隆盛の現代の商売人に最適化
商売も今やデジタル隆盛。ネットマーケティングやECなど当たり前に活用される時代です。無店舗でのオンライン限定販売も数多くあります。
そんな現代らしい商売にはデジタル上で商売繁盛の願掛けができるNFTの方が、フィジカルな熊手を自宅の部屋に飾るよりもマッチするでしょう。
和風テイストがグローバルで受け入れられる
王道の熊手のデザインは非常に華やかで鮮やか。七福神があしらわれたりとわかりやすいジャパニーズデザインが外国でも好まれそうです。
もともと熊手はジェネラティブっぽい
熊手は決まったひとつのデザインがあるわけではなく、土地や時代でさまざまなアレンジがされています。組み合わせでデザインを変えるという意味では熊手はもともとジェネラティブ要素を持っているように感じます。
コラボデザインも多い
今回は「Shinsei Galverse(新星ギャルバース)」「SNEAKERWOLF」とのコラボが発表されていますが、実物の熊手でもアニメコラボやご当地名物をあしらったものなども数多くあります。
まずNFTを買うことができる層にターゲティングすることや一定の価格以上を狙いやすくする販売戦略もあると思いますが、NFTが普及するにつれ幅広いIPが熊手デザインとコラボしていくのではないかと思います。
値札なしの駆け引き購入+差額はご祝儀がロイヤリティっぽい
値札がついていない熊手を価格交渉をして買い、値引きしてもらった分はご祝儀として置いてくる、という買い方が粋だとされています。
NFTもそれがいくらの価値を持つものなのかはわからない中で自分なりに価値を見出して粋に売り買いするものだと捉えると伝統的な熊手の買い方に似ていると言えるかもしれません。
去年より大きなものを毎年買う文化
熊手NFTプロジェクトが毎年の恒例行事として定着するなら、来年は今年より少しだけ豪華なものを買うと商売繫盛の願掛けに良いとされる熊手文化になぞらえて、少しだけ豪華なNFTを買うようにするとよいでしょう。
定期的・継続的に縁起物のNFTを買うというのはなんとなくNFT文化にとっても相性がよさそうに思います。
買った熊手は1年後にお焚き上げ
熊手は翌年に神社でお焚き上げしてもらう風習があります。
NFTであれば1年後に自動的にBurnされる仕込みもできますし、Burnされたあとに姿かたちを変えて手元に記念として残るという演出もできます。
長期ガチホがブームの日本のNFT市場に向いている
最近のNFTガチホの流れにも合っていると思います。日本ではNFTの短期売買よりファン層によるガチホがブームです。1年間は持ち続けることになる熊手NFTの買い方は今は短期売買の投機筋が多い海外より日本向きかもしれません。
■NFTは熊手の精神性に似てる?
なかなか理解しづらいと感じる人が多いだろうNFTも、商売繁盛の願掛けのためにお金を使う精神性になぞらえて考えると、技術的な仕組みは置いておいて何となく分かる気がしてくるのではないかなと思い、熊手とNFTの対比でご紹介してみました。
また昔からある伝統文化にNFTなど最新テクノロジーを組み合わせていくのは最新テクノロジー側の理解促進になりつつ伝統文化の維持継続発展にもつながる良いコラボだなと思います。
熊手NFT自体が伝統になるように、来年も再来年もずっと続くと良いなと「熊手 presented by XYZA」プロジェクトの成功をお祈りしております。