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『HDMIが8年ぶりに新しくなるけれど、現代に必要なのはワイヤレス規格の標準化』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.12.20

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■HDMIが8年ぶりに新しくなる

HDMIの標準を策定するHDMIフォーラムが来年(2025年)1月6日に開催されるカンファレンスで、HDMIの新しい仕様詳細を発表すると報じられました。

The Vergeによれば、この新しい仕様は「より高い解像度でさらに高いリフレッシュレートを可能にした新しいケーブル」がサポートされるとしています。それはつまり今のHDMI2.1よりも確実にパワーアップするよってこと。

テレビと映像機器やゲーム機器を有線でつなぐケーブルがHDMI。
と考えると、このニュースで8年ぶりに規格がバージョンアップするぞ!と言われて最初に思うことは、「要る?」でした。

テレビデバイス「要る?」

最近では、映像コンテンツの視聴スタイルが大きく変わりました。NetflixやYouTubeといったサブスクリプション型サービスが広く普及し、多くの人がスマホやタブレットを使って映像を楽しむようになっています。その結果、大型テレビや高画質に対する関心が以前ほど高くなくなってきました。

特に若い世代ではテレビ放送そのものを見ない人が増えており、「スマホさえあれば十分」という声がよく聞かれます。

地上波テレビ放送「要る?」

地上波テレビ離れも言われて久しく、地上波テレビを見ないのであればテレビデバイスも要らないということになってきます。

ちなみに私自身は放送コンテンツは「社会には要る」と思っています。ネットしかない状態だと社会的な弊害が大きいことが必要だと思う理由ですが、私自身はほとんど見ません。

ましてや私の子どもの高校生世代は全くと言っていいほどテレビを見ませんので、我が家を巣立ったあとは地上波テレビは本当に見なくなるでしょう。

ディスクメディアもなくなる

テレビとHDMIケーブルでつなぐのは、DVD/ブルーレイプレイヤーやHDDレコーダーが真っ先に思いつきます。

しかし、DVDやブルーレイのディスクメディアは既に発売されなくなりつつあります。加えて、プレイヤーの方が先にどんどん生産されなくなってきています。

地上波テレビが見られなくなってきたこともあり、HDDレコーダーも生産されなくなりつつあります。USB-Cで外付けHDDをつなげて録画する仕様のテレビも増えており、HDMIケーブルでつなぐ相手としてのHDDレコーダーもなくなりつつあります。

ゲーム機はHDMI接続だが

PlayStation5やNintendo Switchなどのゲーム機は、大画面のテレビに接続して遊びます。その際はHDMI接続ですが、ゲーム環境こそ今の古いHDMI規格だと物足りなくなります。

ゲーミングPCとSTEAMでのプレイが世界的には急拡大していますが、画面はテレビではなくゲーミング専用モニターで、接続も低速なHDMIではなくディスプレイポート(DP)です。

ゲーム目的なら、HDMIの規格をバージョンアップさせるニーズは確かにあります。しかし、コンシューマーゲーム機がゲーミングPCに対抗するなら、ゲーム機本体にDPポートをつける方がニーズに合っているはずです。

プロフェッショナル市場でのHDMI

映画制作やゲーム業界、デジタルサイネージなど、プロフェッショナル市場で使われるモニター、カメラ、編集機などを接続する規格としてHDMIのバージョンアップは必要だろうと思います。

しかし、最終的に消費者に届けられる映像がNetflixで、それを見るデバイスがスマホなら、制作現場だけでの高解像度化もあまり需要がないかもしれません。

消費者がほしいのはワイヤレス化

消費者にとって本当の意味を持つのは"ワイヤレス化"です。

現状ではHDMI自体はケーブル接続が基本ですが、ワイヤレスでスマホの映像をテレビに映す技術は、WiHDやMiracast、USB-CやThunderboltといった技術がバラバラと乱立しているのが現状です。

ケーブル接続規格のHDMIはテレビと映像機器をつなぐ規格のデファクトスタンダードになりましたが、もはやテレビも要らない、映像機器もないという現代ですから、スマホが手軽にテレビに映せる規格をHDMI Wirelessなどと称して標準化されれば、かなり多くの消費者に必要とされるだろうと思います。

ワイヤレス化が生む新しい可能性

テレビのワイヤレス接続が標準化され、どのテレビにもHDMI並みの統一規格で当たり前に搭載されるようになれば、今までにはなかった使い方が生まれる可能性があります。

例えば、

・スマホの画面をテレビの大画面に映し、Netflixなど映像サブスクを手軽に大画面化
・家のインターホンをテレビが受信、来訪記録もテレビのHDDに書き込む
・監視カメラの映像もテレビにワイヤレスで映され、録画も内蔵HDDやテレビのWi-Fi経由でクラウド上に保管
・リモート会議の時に、スマホやPCの画面をワイヤレスでテレビに映す
・テレビと家中の家電がワイヤレスで接続、エアコンの温度設定、冷蔵庫の中の食材管理、お風呂の給湯などを中央コントロールするためにリビングのテレビが活用される

など、テレビのワイヤレス接続対応は、テレビデバイスの需要を回復することを期待できるくらい魅力的に感じます。

HDMIがケーブルである限り、要らない。

HDMIの進化は、もはや消費者のニーズが置いてけぼりな印象です。プロフェッショナルニーズや従来程度のテレビゲームのニーズはあるでしょうが、やはり多くの消費者にとっての主ニーズは"ワイヤレス化"だと思います。

そこで、HDMI規格として統一された力学を最大活用して、家電統一のワイヤレス接続規格になることが一番の期待です。HDMIがケーブルである限り、せっかくの8年ぶりの新規格も、要らないと感じる人が多いのではないでしょうか。


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