『web3やりたくて全力で勉強してnoteでアウトプットしまくったら9か月で夢叶った話』~【新しいWeb3ビジネスのアイディアのタネ】2022.8.17
■8月17日、web3専業企業に転職しました。
お取引先関係先のみなさま、note読者のみなさまへご報告です。
昨日8月16日をもって8年4か月勤めた株式会社D2C dotを退職し、本日8月17日より株式会社BLOCKSMITH&Co.(ブロックスミスアンドコー)に転職いたしました。
BLOCKSMITH&Co.は今年2022年4月1日にKLab株式会社が新規設立したweb3専業の100%子会社です。
これまでもweb3を一般に広めるためのアクションを公私ともに行ってきましたが、本日8月17日より正式にweb3専業の企画プロデュース業に専念できる環境に身を置くこととなりました。
「このnoteに毎日毎日web3記事を書き殴っていたらKLabの真田会長にフックアップされた!」のがきっかけという、我ながらなんとも夢のあるストーリーです。
ちょっと長いですが成り行きをまとめておきたいと思います。
本気で何かやりたいと思っている人に少しでも希望になれば幸いです。
■前職もエキサイティングでした。
前職の株式会社D2C dotはドコモと電通が共同出資して立ち上げたD2Cグループの中で、デジタルマーケティングの主にクリエイティブを担う会社です。
こちらではインターネットでラジオが聴けるサービス「radiko」の開発運用のチームを率いていました。
約12年前、2010年3月15日の立ち上げから企画・開発・運用に携わっていたradiko初期メンバーのひとりでしたが、このradikoに関する受託開発事業を買収いただくかたちでD2Cグループに2014年4月1日に参画、以来「放送とインターネットの融合」や「ラジオ業界のDX」などをやらせていただきました。
派生してNHKラジオがネットで聴ける「らじる★らじる」の立ち上げや、今は終了しましたがTOKYO FMが展開していたデジタルラジオ「i-dio」にも関わらせてもらったりと、ラジオ×ネットの組み合わせなら何でもやってきた12年で、なかなかできない素晴らしい経験を積ませていただきました。
■web3に興味を持ち出したのは昨年夏~秋。
ラジオ音声をネットでストリーミング配信する、2010年当時出たばかりのスマホというものでラジオが聴けるネイティブアプリを開発して世に広める。
これも12年前の2009年11月頃に開発を始めた時は技術的に最先端でした。技術で生活を変える、価値観を変える、ビジネスの方法を変える。そんな影響力のあるスタートアップレイヤーが元来好きです。
しかし年月が経つに連れて更なる刺激が欲しくなります。
ちょうど昨年夏から秋にかけてビットコインが最高値を目指し、NFTアートが信じられないくらい高額取引されていることが報道されていたころにようやく「クリプト」に出会いました。
はっきりとしたきっかけは覚えていませんが、クリプトが変える世界観に無性にワクワクして毎日寝る間を惜しんで調べまくり、イベントがあればオンライン・オフライン問わず参加し、全く知識ゼロのところからクリプト界隈の勉強を始めました。2016年の初期ビットコインブームの時はまったく触れてきておらず、2021年後半からのスタートです。
■アウトプットしまくるのが昔から好きだった。
昔から好きなことをブログやサイトなどに書きまくって学んだことを全部アウトプットしてしまうのが習慣でした。
高校生の頃、Macintoshが好きすぎて地元のパソコン通信のフォーラムに月刊誌で知ったMacの情報まとめを毎日書き続けました。この時Macを持ってませんでしたが欲しすぎて記事を書いていたところ地元のMacのユーザーズグループに呼ばれ、結果Mac SE/30やMac II ciなどで遊べる環境になり、バイト仕事をいただき、貯めたお金でQuadra840AVを買いました。(その後PowerMac8100/80AVに6万円でアップグレード。懐かしい。)
大学生の頃、バイクにはまりカスタムやツーリングについて得た知識を詰め込んだWebサイトを立ち上げて全国にバイク仲間ができました。1995年当時Webサイト自体が目新しかったですしHTMLコーディングやWebデザインの勉強になりました。
社会人になってから、趣味としてラジコンを始めました。岩場を上るロッククローラーという変わったジャンルで、ラジコン飛行機用の部品を流用して車体丸ごとイチから作ったり、走る場所として庭に人工岩場を作る土木作業にいそしんだりとネタに事欠かないことからブログを立ち上げて記事にしていました。
17年前に鎌倉の山奥に中古の戸建てを買った時も、mixiに「衝動買いで家を買う。」というコミュニティを作り、いつでも家を衝動買いできるように事前に知識を付けておこう!という連載をやっていました。おかげで不動産にめっちゃ詳しくなりました。
振り返ると、いつでも文章を書きまくっていました。そしてその文章を通じて友達ができたり仕事が増えたりしていました。
そして今。
クリプト・web3に出会ってからはnoteで「モリプトタツヤ」と名乗り毎日学んだこと、感じたことを書き殴っています。
■noteを始めた。
昨年2021年12月8日に1回目の投稿をしました。
書き始めた当初はクリプトについて学び始めで本当に知識が浅く、正しいことを書ける自信が全くありませんでした。
でもいいんです。どうせ誰も読んでないし。
学んだことをそのまま書く。毎日書く。
毎日書くために勉強する。
誰もやっていない、ありえないレベルで量をこなす。
土日も年末も正月もゴールデンウイークもなく毎日書く。
そのくらいやってようやく足元に喰らいつけるもんです。
だって初心者ですから。
そこから今日で253日連続、毎日3000文字くらい書き続けています。
おかげさまでweb3の先輩方にも楽しんでもらえる記事が書けるようになってきたようで、先日開催されたIVS2022 NAHAでもモリプトのペンネームを知っていただいている方とweb3ネイティブな会話ができました。
中には「詳しい人」としてご紹介いただけたりweb3プロジェクトのご相談をいただいたりと、まだ勉強を始めて1年足らずなのにweb3をお仕事として関わらせてもらえる機会が少しずつ増えてきていました。
座学でインプットだけやっていたらこういう出会いはなかったはずですし、アウトプットしていなかったら自分自身もここまで学べていなかったと思います。アウトプットと毎日コツコツ積み上げは大事!
■STEPNとの出会い。
web3の中でも「to Earn」というものに魅せられました。好きなこと、楽しいことで誰もが稼げる可能性にワクワクしました。
「to Earn」のゲームチェンジャーであるSTEPNに注目していました。今年2022年2月ごろにSTEPNを知りましたが、実際にSTEPNを自分でやり始めたのは5月15日。
web3について毎日勉強するにしても自分で体験してみるのが一番。noteを書き始めて5か月、ちょこちょこDeFiを試したりNFTを買ったりはしていましたが、STEPNはもっとガッツリやってみることにしました。
この記事の中でもご紹介していますが、STEPNやりたいなー、招待コードほしいなー、の呼びかけに快く応じていただいたのが、NFTの「古事記プロジェクト」に参画されているMarceloさん。ここでSTEPNの招待コードをいただけていたから転職が叶ったというキーマンです。
Marceloさんの予告通りSTEPN沼にしっかりハマりました。そして大暴落の波にもしっかり飲まれました(笑)でも自腹で大損してなければ気づかなかっただろうことがたくさんあります。
to Earnの設計や運用もそうだし、「稼ぐ」というゲーム性の中でユーザーがどのように立ち回ろうとするのかや、攻略情報やアップデート情報がSNSやYouTubeなどを通じてコンテンツ化されバズっていくのか、コミュニティの連帯がどう生まれていくのか、なぜ経済崩壊したのか、崩壊した時にどういう打ち手があるのかなど、圧倒的な学びを得ました。
それこそSTEPNで未回収の含み損なんか文字通り勉強代として考えたら安いものだと思えるほど学べました。
そして学んだことを常にnoteでアウトプット。
STEPNの経済構造や良い点悪い点、to Earnをやるならローコスト化すべきでリッチゲーム×to Earnは相性が悪いこと、結局カタチを変えたNFTのステーキングサービスでロックアップ期間を定めない代わりにゲーミフィケーションで動機付けをする妙味など、企画や設計の面から記事化していきました。
世間ではSTEPNでいくら稼げた、何日で原資回収できる、暴落していくら損したというユーザー目線の話が多い中でSTEPNの経済設計の話は当時少し珍しかったように思います。
■STEPNの構造分析の記事を目に留めてもらう。
そして運命の記事です。
『STEPNに学ぶ「to Earn」実現に必要な構造』というこの記事を5月25日に投稿しました。STEPNを始めてわずか10日。振り返ると意外に短い期間で出していました。
毎日毎日勢いで書き続けているので反応の量はあまり気にしていなかったのですが、この記事はTwitterやFacebookでの反応が明らかによかったのを覚えています。
ありがたいことに5月ゴールデンウィーク明けくらいから毎日のようにTwitterのDMでweb3系のお仕事の相談が入るようになっていましたが、この記事を出してから数日は特に多くDMをいただきました。
そんな中、5月27日に届いた衝撃のDMがコレ。
え゛!?あの真田さん!!??
これは驚きました。
これまでTwitter DMでご相談いただいていたweb3系のお仕事も名だたる大手企業が数多かったのですが、この後に続く文面はこれまでの案件相談ではなく、ダイレクトなフックアップのオファーレターだったのです。
しかも、数日後にお会いした後の話の展開が圧倒的に早いことにも驚きました。直接お話をする中で問題ないと判断するや、その場で正式なオファーをいただきました。
何の準備もありませんでしたが、この流れに乗らない手はない、とこちらもその場で即決。きっと真田さんは持ち帰って検討とか言う人に興味はないだろうと。
こんなこと、あるんですね。
noteで記事を書いていて得られる評価の中で最大級だと思います。
ただし!KLab株式会社は東証プライム上場企業ですのでコーポレートガバナンスはちゃんとしてます。その後人事部を通じてきちんと書類審査に加えてがっつりした入社試験を受けさせられました(笑)
25年ぶりにSPIテストの類の数学の計算問題を解くことになるとは夢にも思わなかった。無事合格できてよかったです。
■そして今日からBLOCKSMITH&Co.でGameFiサービスを作ります。
引継ぎや盆休みなどで意外に時間がかかりましたが、今日8月17日より正式にBLOCKSMITH&Co.でweb3プロジェクトを進めます。
私が手掛けるのは「学んで稼げるLearn to Earn」のGameFiサービス『Quizo.ooo』です。クイズという世界中で広く馴染みのある形式を採りながら、日々の学びを通じてEarnできるサービスを目指します。言うなれば頭脳版STEPNです。
秋冬目指して現在鋭意開発中。お楽しみに!!
そしてこんな名刺を作ってもらいました。
なんとモリプトタツヤも併記です!私からの提案だったのですが、本当にこれを許してくれる真田さんの茶目っ気が好きです。
「モリプト」の4文字でGoogle検索するとこのnoteが1位に出てくるようにもなりましたし、名刺だけでは伝えきれない考え方などはnoteを読んでもらうのが一番だと考えていますのでとても効果的だし実用的です。
web3やりたくて全力で勉強してnoteでアウトプットしまくったら9か月で夢叶った話、いかがだったでしょうか?
5000字を超えたので今日はこの辺で締めたいと思います。
Let's web3!
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