『3つ折りでも薄さ11mmの「PHANTOM ULTIMATE 2」3つ折りスマホは旅マシン!』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.8.31
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■3つ折りでも薄さ11mmの「PHANTOM ULTIMATE 2」--中国Tecnoのコンセプトスマホ
先週8月22日に、HUAWEIのConsumer BG部門のYu Chengdong CEOが、飛行機内で新型・未発売の3つ折りスマホを操作している様子がリーカーに激写されたことを取り上げました。
折りたたみ型にすることでタブレット並みの画面の広さを手に入れることは、パソコンに近い使い勝手を持ち歩きやすいスマホで実現することができて魅力的である一方、大画面で重作業な仕事をするならばスマートグラスが本命だろうと結論付けました。
しかし、中国企業のTecnoが発表した3つ折りスマホ「PHANTOM ULTIMATE 2」は、プロモーションビデオの中で、スマートグラスでは実現できない新しい使い方を提示していました。
PHANTOM ULTIMATE2プロモーションビデオ
注目した部分の切り取り
スマートグラスではできない「対面使い」
中でも注目したのが、この「屈折置き」の使い方です。
この「屈折置き」は、向かい合わせに座った人同士で自動翻訳しながら会話する、というシチュエーションにすごくよいだろうなと思いました。
異なる言語を話す二人が向かい合って座り、話しているそばから、この3つ折りスマホがリアルタイムで翻訳して、それぞれの画面に翻訳された内容を表示する。これは便利そうです。
翻訳マシンは「横」に並んで会話しづらい
1台のスマホや翻訳専用機を使って会話しようとすると、どうしてもスムーズに話せません。スマホや翻訳機の画面を2人が同じ方向で見られるように、横に並んで会話してしまうからです。
会話はやっぱり向き合って話すもので、デバイスに合わせて横に並ぶと話が進みづらいのです。
その点、この3つ折りスマホの「屈折置き」で向き合って自動翻訳しながら会話するのはとても良さそうに思えます。
3つ折りスマホは旅マシン
1画面をキーボードにすることで、検索で調べものをしながら会話するなんてこともしやすそうですし、よほどヘビーな仕事でなければキーボードを持たず旅先の荷物を減らせるのも良い点です。(3つ折りスマホは重いですが。)
つまり、3つ折りスマホは海外への旅行や出張が多い人に向いているんじゃないかと思うのです。
どんなに言語に達者な人でも、5言語10言語話せるような人は稀です。それに、こちらが日本語を話す場合、日本語を理解できる外国人も多くありませんので、話す相手にとっても安心感を与えられます。
前の記事ではスマートグラスが本命としましたし、1人で使うにはやはりスマートグラス+キーボードが最強だという気持ちは変わりません。
しかし、スマートグラスは複数の人と一緒に使うことができません。スマホはパーソナルなものだと考えていたので、複数の人と使うことに考えが及びませんでしたが、旅マシンとして3つ折りスマホは結構アリじゃないかと。