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『Meta Quest 3は世界初のマルチモーダルAIヘッドセットになろうとしている』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.7.30

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■Meta Quest 3は世界初のマルチモーダルAIヘッドセットになろうとしている

わからないことなんでも聞けるし、教えてくれるとこがいいよね。メガネサイズになったら、答案用紙の解答も教えてもらいたくなりそう

この夏、RGBカメラが見ているものを教えてくれるし、翻訳してもくれる。さらにファッションコーディネートのアドバイスもしてくれるMeta Quest 3 x Meta AIのコラボが始まりそう。

いま購入可能なMeta Quest 3で、もうここまでできるのですね。

Meta Quest 3にMeta AIが組み合わされることで、MRカメラで見たものを認識し、質問に答えるという超未来っぽい使い方が既に実現できるというデモが公開されました。

しかし、こんな未来体験を満喫するためには、VRゴーグルだと長時間装着するのが難しいのが課題です。やはりメガネやサングラス型のスマートグラスがベスト。VRワールドに没入するためのVRゴーグルと、MR体験に最適化したスマートグラスは目的別に別の進化をするのだろうと感じました。


スマートグラスの方がMR向き

日常生活に溶け込む

メガネやサングラス型のデバイスであれば、日常生活の中で自然に使用できます。例えば、いつもかけているメガネがスマート化すれば、外出先でのナビゲーション、買い物リストの確認、リアルタイムの翻訳機能などがスムーズに利用できるでしょう。

常時装着できる

VRゴーグルは長時間装着するには不向きで、外観的にも目立つため街中での使用には適していません。スマートグラスは常時装着していても負担が少なく、自然な見た目であるため、家の中でも街中でも違和感なく使用できます。

周りが見える

スマートグラスには、高性能なカメラやディスプレイ、スピーカーを搭載しながらも、周りが見えます。VRゴーグルのパススルーよりも周りを見ることに向いています。
カメラで捉えた現実世界の映像に対して、追加情報やガイドラインを重ね合わせて表示するような使い方であれば、スマートグラスの方が向いています。

スマートフォンとスマートグラスの連携

スマートグラスはサイズの制約から高性能化しづらいという欠点があります。しかし、スマホと組み合わせて使用することで解決できます。

処理の分担

高負荷の処理をスマートフォンに任せ、カメラやディスプレイ、スピーカーをスマートグラスが担うという使い方であれば、スマートグラスをコンパクトにできます。

リアルタイム情報の提供

歩きスマホだと危険なシーンでも、スマートグラスに情報を表示することで安全にMR体験ができるようになります。歩いているときに道案内を受けたり、目の前の建物や景色についての情報を得たりするには、スマホのディスプレイを見るよりスマートグラスの方が向いています。

スマホの進化とAIのローカル処理

AIのローカル処理の重要性

スマートフォンは、AIをローカルで動かせるように最適化が進んでいます。特にiPhone 16の発売以降、AIに最適化されたスマートフォンとローカル駆動AIが市場に出回ることが予想されます。AIのローカル処理が可能になることで、見たものに対して遅延なく情報を付け加えることができるのはMR体験としてはとても重要で、通信をしないローカルAIはスマートグラスとセットでニーズが増していくはずです。

AIとMRの融合

Meta Quest 3にMeta AIを組み合わせることで劇的に進化したように、AI技術の進化により、スマートグラスはより高度なMR体験を提供できるようになります。これまでもスマートグラスと呼ばれるデバイスが販売されていましたが、スマホで駆動するAIと組み合わせることで、「単なる外部モニター」をやっと超えた体験ができるようになるはずです。

MRな日常がすぐそこに

今回のMeta Quest 3+Meta AIによる高度なMR体験は、MRがもう現実のものだと感じさせるに十分なものでした。あとはこれをスマートグラスで小型化するだけです。

MRが当たり前になった世界では、仕事や学習、エンターテイメントの全てが新たな次元に進化する、昔映画で見た世界がまさしく実現します。

Meta Quest 3は既に販売しています。ローカルAIに対応したiPhone15Pro/Pro Maxも手に入りますし、新型iPhone16の発表もあと2か月を切りました。あとはMRに最適化したスマートグラスの登場と、ローカルAIの各種サービスを待つだけです。

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