『アンナミラーズVRで復活。あの制服は未来のブランド。ラジオもNFTで復活?』~【新しいweb3ビジネスのアイディアのタネ】2022.11.18
■閉店した「アンナミラーズ」が復活? EC素人社員が大奮闘
今年の8月末で高輪店が閉店し実店舗がなくなった「アンナミラーズ」がバーチャルショップとして復活、なのだそうです。
この見出しで期待したのは例の制服を着た店員さんが接客するメタバースアンナミラーズだったのですが、
今回公開されたものは店舗が3D Photoで再現されたもので、まだ店先のテイクアウトカウンターだけの公開でした。残念ながら店員さんはいません。。
店内へ入店できるのは来年春とのことなので、その時には店員さんがいるかもしれません。皆の期待値をきっとわかっているでしょうからきっと対応してくると思います。
もっと時代が早く進んでいれば、間違いなくメタバースで復活でしたよね。
■ラジオ番組の復活アクションも
人気ラジオ番組の復活アクションも増えつつあります。
今年2月には20年以上前に放送されていた東海ラジオの人気番組【中川亜紀子 LUCKY FARM】をネットラジオで復活させるためのクラウドファンディングが行われました。
他にも「吉田照美のヘイ!ヤング 」もクラウドファンディングで一夜限りの復活を図りましたし、
「水曜どうでしょう」ディレクターでおなじみ藤村忠寿さんの人気ラジオ番組『藤村忠寿のひげ千夜一夜』は6年間ずっとリスナーからの寄付で番組が作られています。
この番組は「復活」ではありませんが、企業スポンサーではなくリスナーからの出資で番組が作られファンに届けられるというスキームは、少数ながら熱量の高いファンがいるラジオに向いているやり方だと思います。
ラジオという媒体特性上どうしてもリスナーも関係者も高齢化していることが多く、今の段階では相性が悪いのですが、NFTは将来活用されそうです。
NFTを寄付ツールにすることでいろんなことができます。
・クラウドファンディングのプラットフォーム手数料を回避して番組により多くのお金が回るようにする。
・NFTを持っていると得られるユーティリティを増やす、たとえば
- リアルイベント実施時のチケットの優先販売権を提供する、
- 古参リスナーであることをアピールできるようにする、
- リスナーのラジオネームをNFTにして限定証明する、
- 匿名文化の延長線でアバターをNFTにする、
など、番組制作サイドとリスナーのリテラシーさえ追い付けばNFTとの相性は相当良いと思っています。
「ながら」で聴けてタイパがいい音声コンテンツの需要は今後もっと高まると思いますし、その代表格のラジオ番組も今後はNFTを使ってリスナーからの寄付で成立させるものは増えていくと予想しています。voicyのモデルですね。
■アンナミラーズの店員アバターもブランド化できそう
今後アバターもブランド化されていくと見ています。
従来の現実服のブランド参入もあるでしょうし、上記のようにアバター専門ブランドも立ち上がっていくはずです。
アバターの場合は衣服やアクセサリーだけでなく素体そのものが売られるのは特徴的です。素体専門のブランドというのも出てきそうです。
そして実店舗がなくなってリアルには見ることができなくなったアンナミラーズの制服も、むしろ限定品のような価値を持ってアバターブランドとして復活する可能性だってあると思います。
似たデザインを作る人は大勢いると思いますが、これを公式が公式として発売し、襟元のタグのようにNFTで本物の公式品であることを証明するような時代の流れもくるかもしれません。
メタバース自体の普及には時間がかかると思いますが、アンナミラーズのブランドを今の間は3Dバーチャル店舗としてキープしつつ、時代が来たら是非アバターファッションブランドとしても復活すると待ち望んでいた人たちが小躍りするんじゃないでしょうか。
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