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『パイロットになれるVR映画 『機動戦士ガンダム:銀灰の幻影』理想的なアニメ&VR体験とは』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.7.8

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■視聴者がパイロットとして参加できるVR映画 『機動戦士ガンダム:銀灰の幻影』 の予告映像が公開。主人公は、設計段階で凍結された幻の機体データが採用された銀色のガンダムのパイロットとなる

7月6日(土)、株式会社バンダイナムコフィルムワークスは、視聴者自らが主役となれるVR映画『機動戦士ガンダム:銀灰の幻影』の新たな予告映像とキーアートを公開した。
2024年秋ごろに配信を予定されている本作は、VR機器であるMeta Quest 2、Meta Quest 3に対応した映像作品だ。本作最大の特徴は、視聴者自身がモビルスーツのパイロットとして、劇中の登場人物となり参加できるという点である。

モビルスーツのパイロットになれる「VR映画」が今年の秋にMeta Quest2/3向けに配信予定です。

ホンモノのモビルスーツ(?)も作られ売られていますが、高額すぎて買えないこともさることながら、最高時速10kmで変形もゆっくりすぎるところがよろしくなく、まだまだアニメーションの方がよい体験ができるなと思わされます。

VRで映画の中に入り込める、モビルスーツに載れる、というのは興味深いのですが、アニメーション作品なのかVRゲームなのかが中途半端になりがちなことが課題だと考えています。

今回はVR映画の理想的な作り方を、生成AIの将来の進化を妄想しながら考えてみたいと思います。


VR映画はゲームっぽい映像が課題

現在のVR映画は、ひと昔前の3D映像になってしまい、従来のアニメのような高クオリティな視聴体験が損なわれがちなのが課題です。

『機動戦士ガンダム:銀灰の幻影』は「VR映画」と位置付けていますが、VRゲームとしてモビルスーツの搭乗経験はすでにできるのが現代です。ガンダムのアニメーション映画としてしっかりクオリティをキープしないと、どうしてもゲームっぽい映像になってしまいます。


理想的なVR体験はアニメーションとVRの完璧な融合

VR映画といえどもアニメーション映画なわけですから、まずはアニメーション映画としてしっかり作り、その映像から登場人物の視点から見えるシーンをリアルタイム・自動的にAIが生成するようなVR映画の作り方ができるようになることが理想だと考えています。

プロのアニメクリエイターが作り込んだシーンを基に、視聴者がパイロットの視点で風景を体験できることができれば、アニメーション映画として単体で楽しめます。その作品の中に入りたいという欲求を高めたうえで、実際にVRゴーグルを通じて主人公になりきったりモビルスーツに搭乗できるというのがベストな体験です。


映像作品から視点ごとの映像を生成するAIがあれば

VR映像の作成の仕方も、従来のようにシーン全体を3Dで作り、カメラを配置し、というやり方ではなく、完成したアニメーション作品を読み込ませて、その中に入り込むことができるリアルタイムVR映像を生成させる手順が最高だと考えています。そのための専用のAIが開発されれば、過去の映像作品も次々とVR没入体験ができるようになります。

これが私が考えるアニメーションとVRの完全な融合を実現する体験です。

SORAやLuma Dream Machineのような映像生成AIが数々登場していますが、AIは膨大な作業を効率化するだけでなく、まったく新しいアニメーション体験を生成できる可能性があると考えています。

LLMのやり方では実現できないかもしれませんが、人間の視線や視野角を映像から把握して自動的に「見ている風景」を生成することは、いつかできるだろうと思います。

その時に超高画質なVRゴーグルが登場していれば、本当に映像の中にダイブする体験ができるようになるでしょう。あと何年かかるかわかりませんが、映像作品の中に入り込む体験が当たり前になる時代は来るはず。

きっと0.5秒で変形完了する実物のモビルスーツが開発されるよりも早く実現するんじゃないでしょうか。

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