『SwitchBotロック&指紋認証パッドを導入。アカウントの所有権移転につまづくも超快適』~【新しいweb3ビジネスのアイディアのタネ】2023.7.9
■スイッチボットのスマートロック「SwitchBotロック&指紋認証パッド」が手間なく安心で優勝!【家電批評2023上半期ベストバイ】
以前から興味のあったスマートロックを我が家にも導入しました。
いろんな機種がある中で、上記の『家電批評』の2023上半期ベストバイに選ばれたSwitchBotロックをチョイス。昨日到着し、さっそく取り付けや設定をやってみました。
SwitchBotロックは家電批評で全製品1位&スマートロック部門でベストバイに選ばれるだけあって、セットアップしてしまえば狙い通り素晴らしいものでした。「鍵についての意識を捨てられる」のは想像以上に快適です。
Amazonプライムデーでのセールが始まる前に、SwitchBot公式サイトのほうで先行セールが始まったのが背中を押しました。今回はこの公式サイトから購入したのですが、最大30%オフは大きい。
SwitchBotロックそのものの特徴やセットアップ方法などは家電批評さん他さまざまなところに情報があるのでここでは取り上げません。
今回は
・SwitchBotロックと各種オプション品のベストな選び方
・初期セットアップで起きた問題点
・実際に使ってみた感想
の3つについてお伝えします。
スマートロック目的だけならロック+指紋認証パッド¥14,990(税込)がベストバイ
私が購入したのは
【30%OFF】【指紋認証あり】ロック+指紋認証パッド+NFCカード
¥23,940(税込)→30%オフで¥16,680(税込)
+
ハブミニ
¥5,480(税込)
合計で¥20,594です。
しかし結論を言うとハブミニは不要、NFCカードも不要でした。
【31%OFF】【指紋認証あり】ロック+指紋認証パッド¥21,960(税込)→¥14,990(税込)
これがベストバイ。
SwitchBot公式販売サイトは
・割引前の価格で表示されるため、本当に割り引かれるのか分かりづらい
・カートに入れてみないと割引後の金額がわからない
・セット割引商品を選ばないと、手作業で同じ組み合わせにしても割り引かれない
・割引がないセット商品も一緒に置いてある
・「ハブも一緒にカートに追加すれば、素敵なサプライズあり!」と書いてあるが、何がサプライズなのかの説明がカートに入れた後もない
(おそらく、同時に買うとハブも30%オフになることを指しているらしいが、明示されないので気づかない)
・いつ届くのかが明示されない(自分は注文の2日後に発送された)
など、昨今のECサイトの中でも分かりづらく戸惑いました。
ハブミニの遠隔操作で開けることはなかった
SwitchBotロックはBluetoothでスマホのアプリから開閉できますが、Bluetoothなのでドアの近くでないと反応しません。ハブミニを合わせて使えば、インターネット越しに超遠隔地からSwitchBotロックを操作できるようになります。
またハブミニを導入するとAlexaやSiriと連携して音声で操作できるようにもなります。我が家ではEcho Show8をリビングに置いていますが、子どもが返ってきた時に音声でカギを開けられると便利かもな、と思ったのもハブミニを買ってみた動機でした。
しかしこの2つの使い方「遠隔地からカギを開閉する」「音声でカギを開閉する」は、「指紋認証パッド」の指紋認証があれば、代わりに開けてあげる必要がないことに後から気づきました。
NFCカードもカギをなくすことと矛盾
NFCカード+3枚も、カギを持ち歩いたりカバンから取り出すのが面倒でスマートロックを導入するわけで不要でした。
初期セットアップで起きた問題点
SwitchBotロックを我が家4人全員で利用するための共有設定でちょっと変わったトラブルに直面しました。
ロックを共有する方法はブログ・YouTube・SwitchBot公式FAQ、知恵袋系Q&Aサイトなどに手順は載っています。
1.SwitchBotのアカウントそのものを家族全員で共有する方法
2.配布用の権限を家族に割り振る方法
の2種類があります。
今回起きたトラブルは「子どもが先に自分のスマホでSwitchBotロックの設定をしてしまった」ことで起きました。
スマートロックにワクワクした中学2年生の次男がどんどん設定を進めてしまいました。その結果、次男のアカウントがSwitchBotロックの「親アカウント」になってしまいました。
SwitchBotロックは、防犯上の配慮から親アカウントが1台に限定されます。
2.配布用の権限を家族に割り振る
ことができるのは親アカウントだけです。子アカウントは利用させてもらう立場になります。
指紋認証の追加やNFCカードの設定なども親アカウントでしかできません。
子どもがスーパーユーザーの権限を持っている状態はちょっと怖いので、権限を委譲しようとしました。が、うまく委譲されません。これが最初のトラブルです。
次男のアカウントからSwitchBotロックの機器登録を削除→ロックの電池を抜き、再度入れるとBluetoothペアリングモードに入る→私のアカウントでロックとペアリングすれば権限移譲完了。
となるはずが、私のスマホでペアリングできない。というのが2つ目のトラブルです。
次男のアカウントから機器登録を正常に削除できないことを疑いました。
仕方なく次男のアカウントそのものを共有する1.の方法も私のスマホで試してみましたが、私のスマホからはペアリングできず操作ができませんでした。
次に2.の方法で次男のアカウントから子権限を私のアカウントに振ったのですが、私のスマホはロックを認識できません。
結果、親アカウントの権限移譲も、子アカウントになって操作することもできず、次男のスマホでしか操作できない状態にハマりました。
この問題を解消したのは次男でした。
ものすごく基礎的な、スマホのBluetoothやWiFiなど通信設定をOn/Offしてみる。これを何度かやっているうちに解決。私のスマホでロックが見つかるようになりました。
「SwitchBotロックは、防犯上の配慮から親アカウントが1台に限定される」を強く意識しすぎていてアカウント設定のほうを疑いすぎていました。SwitchBotアプリからしかペアリングできない特殊なBluetooth仕様のため、普通のBluetooth機器と異なる癖があります。
私のスマホでロックとペアリングできるようになってからは、次男のスマホからロック機器を削除→電池抜き差しでペアリングモード→私のスマホでロックとペアリング、とすることで私が親アカウントになることができました。これで所有者の権限移譲が完了です。
所有者の権限移譲の方法はブログなどでほとんどなく、Bluetoothペアリングができないせいで権限移譲ができないというトラブルの前例も見つけることができなかったため解決に時間がかかりましたが、BluetoothやWiFiをOn/Offする、これで解決することがあるので試してみてください。
実際に使ってみた感想
良かったところ
・出勤時にカギを閉めたあとカバンにしまう、帰宅時にカギをカバンから取り出す、という手間がなくなることが地味に快適。
・出勤時に家族が家にいるとカギを持っていくのを忘れることがあったが、忘れても大丈夫という安心感はいい。
・外出時にカギを閉める動作が指紋認証パッドの施錠ボタンを押すだけで済むのが超快適。
・子どもがカギを持っていくのを忘れることがよくあった。家に入れない・塾の道具が取り出せない・雨の日など路頭に迷う、となっていたが、その心配がなくなった。
・2匹の犬の散歩時に手がふさがっていることが多く、カギを取り出す必要がないのは超快適。
・STEPNで歩きに行くとき、カギを持って出る必要がなくなったのは快適。STEPNのために持って出るスマホだけでよいのが気軽。
なにしろカギを意識しなくなったのが気持ちを軽くします。
課題や懸念点
・指紋認証パッドがドアの外側についているため、風雨・直射日光・温度などにどのくらい耐えられるのかが心配。できれば雨除けのボックスが欲しい。
・SwitchBotロックが故障した時のために物理キーは持ち歩いた方がいい。万が一忘れた時もスペアキーを隠すなど対策した方がよさそう。(ただし隠し鍵は狙われやすいので注意)
・SwitchBotロックはスマホのアプリ・ウィジェット・音声操作、スマートウォッチ、指紋認証パッドによる番号認証、指紋認証、NFCカードと多数の操作方法に対応できるのが特徴だが、使わない操作方法は設定しない方が安全。
カギを開け閉めするのは毎日のことで、防犯絡みもあり案外に心の負担が大きかったことを、スマートロックの導入で心が軽くなった実感を味わうことで改めて理解しました。鍵のことを気にしなくなるだけで本当に楽です。
結局、指紋認証パッドの指紋認証で開ける操作が最も使います。それしか使わないといっても過言ではないほどで、SwitchBotアプリやウィジェットから操作するのも面倒なのでやりません。
スマホを取り出すのが面倒だと感じなければ、指紋認証パッドも要らないかもしれません。スマホを常に開いて持ち歩いている人ならウィジェットが一番使いやすく、SwitchBotロック本体だけ買えば実現できます。ドアの外に何もつける必要がないため故障の心配も減りますし、番号をハックされる心配も不要になります。
QOL爆上がりなのは間違いないスマートロック。今週からAmazonのほうでもプライムセールが始まりますし、導入を検討してみるのはいかがでしょうか?