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『AIで夜景をフルカラー化するゴーグル「AKASO Seemor」』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.6.24
「先進テックで未来の生活はもっと良くなる!」と信じて、Web3・AI・ガジェットなどのデイリーニュースから毎日ひとつピックアップしてご紹介しています。
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■約1km先まで見えるゴーグルで夜散歩を楽しく。4K映像撮影も可能
machi-yaに登場している「AKASO Seemor」は、AI-ISP技術を搭載し、夜の世界をフルカラーで鮮明に映し出せるナイトビジョンゴーグルです。
夜のアウトドアを、全く新しい世界にしてくれるでしょう。
久しぶりにキャンプツーリングで山に行ったこともあり、こんなガジェットに惹かれます。
AIを搭載した双眼鏡、といえばいいのでしょうか。暗くて肉眼では見えない森の中などでも、この「AKASO Seemor」で覗いてみれば、AIがフルカラーにして見せてくれるというガジェットです。
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外観は双眼鏡っぽいですが、覗く側が二眼レンズのほうではなく広い液晶面のほうです。
マクアケのクラファンで販売していましたが、現在では終了しています。今後一般向けに市販も予定されているようです。
生成AIを双眼鏡に応用
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普通の光学レンズだけの双眼鏡と違い、「AKASO Seemor」は最大16倍のデジタルズームや赤外線ナイトビジョンが使えるところがガジェットらしいところですが、最大の特徴はAIを搭載して夜の真っ暗な光景をフルカラーで見られるところ。
AIを使って色を鮮やかに蘇らせてくれるAI-ISP技術は、99%の色再現率を誇る映像を提供。
極めて低い光量でもリアルなカラー映像を再現し、夜の世界をまるで昼間のように色彩豊かに映し出します。
4Kのフルカラー映像撮影にも対応しているので、夜間の動物観察に限らず、セキュリティ監視でも活躍してくれるでしょう。
専用アプリ「AKASO Aura」を使用すれば、撮った動画や写真をリアルタイムでスマホに転送できますので、遠隔での観察や撮影も可能です。
リアルタイムに見るだけでなく、静止画や動画を撮影することも、撮影したデータをアプリを通じてスマホに転送することもできます。
「シカでした」は1998年だったからこそ
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もし1998年当時に「AKASO Seemor」があったら、あの名言「シカでした」は生まれなかったでしょう。
ぶくぶくアナグマも見られるかも?
投稿者は、野生生物とミリ単位の小さな生き物の観察と撮影をしているぺんどら(@100legs_NP)さん。山の中の水辺にはさまざまな野生動物たちが集まってくるそうで、たびたび無人カメラを設置。思いもよらない動物の姿が映っていることもあるそうです。
動画が撮影されたのは2017年の夏。この日はとても暑くセミたちの鳴き声も最盛期を迎えていました。そんな中、1匹のアナグマがカメラの前に現れます。そして、次の瞬間……目の前の水たまりにゴロン!
もしかして、暑さの限界だったのでしょうか? 全身が水たまりに入るようにポジションを調整すると、しっかりとアゴまでつけて涼みはじます。目を閉じてリラックスしている姿からは「はぁ~気持ちいい~」なんて声が聞こえてきそうです。
夏、山の中の水溜りにて涼をとりお休みになるアナグマ氏
— ぺんどら (@100legs_NP) June 5, 2024
こういう水場は色んな使われ方をするけど、ここまでリラックスして寝っ転がるのはアナグマぐらいかな…
観てるとこちらも眠くなるので睡眠導入剤として使えるかも?
『足もとの楽園』の5章のラストは情報量が多く、まだまだ補足動画は続きます。 pic.twitter.com/x0QFa23pky
無人の固定カメラを設置して撮られた、水たまりで涼を取るアナグマさん。気持ちよすぎて寝てしまい溺れかける様子がたまらんです。
この映像は明るい時間帯に撮れていますが、夜行性の動物を観察する時もフルカラーで目に映れば臨場感がより高まります。
スマホに搭載される日は来るか?
カメラ機能はスチルカメラもビデオカメラもスマホに駆逐されました。
ナイトビジョン機能は盗撮など悪用の危険があるのでそう簡単にスマホに搭載されることはないように思いますが、色や形を生成AIが補完するカメラアプリはきっと登場するでしょう。
夜でもキレイに撮れる、逆光でつぶれていてもAIが補完してくれる、というような生成AIの広がり方は身近です。まだAIを触ったことがないという人が日本では大勢いる中で、自然とAIに触れる機会はやはりスマホのカメラからでしょうか。