直す


こないだお昼ご飯を買いにファミリーマートに行ったんですが、なぜかファミチキを食べたくなったので、店員さんに、

「ファミチキ1個お願いします。」

って言った後、僕が朝バイト終わりでもあったので、ぼーっとしてて、お会計して家に帰ったら、ファミチキが入ってませんでした。

これは決してファミマさんを責めてるわけではないです。
もちろん、店員さんを責めてるわけでもない。


その日、ファミチキを食べれなかった僕は、夜のバイトが終わってから無性にファミチキが食べたくなり、同じファミマに行きました。

すると、レジの隣のケースの中にファミチキが1個だけ残ってるではありませんか。
その瞬間、色々考えたのです。


たまたまか?
いや、昼の店員さんが、「まずい!今、絶対ファミチキ入れなかった!これは残しておかなければ!」と思って残してくれてたのかな?
そんなこと店長が許すか?
でも、あそこの店長、優しい人だよな。
あそこのファミマって素敵な店員さんばかりだな!最高!


きっと僕はバカなんでしょう。
現実的な可能性の高い考えは存在しますが、どう考えても魅力的な世の中なら、面白く考えた方がなぜか余裕も、優しさも、おもしろさも生まれてる。変な世の中ですわ。きっしょ。





最近、僕はまじめに話す機会が多かったです。
全然、人前に出て超まじめな話題を話したとかではないんですが。

友人が彼氏と色々あったようで、それの相談をされておりました。
恋愛経験皆無男がなぜ相談されるのか、ずっと疑問だったんですが、ある日それについて答えてくれました。

「きっしーは他に好きな子がいるでしょ?だから、私たちの関係をフラットに見て分析してくれそうだから。」

ですって。

それからというもの、電話がかかってくるたびに冷や汗が止まりませんでしたよ。プレッシャーに押しつぶされて、身長縮むところでした。

冗談です。



この友人は本当に僕にとっては魅力的で、儚さのある、見ていて不安になる人です。
こんな紹介をしたら怒られそうですが、僕にはずっとそう見えていました。

もっと具体的に言うなら、「周りの空気を読み、それに応えられる能力を持ってる」ってことです。

いや、どこが具体的なんだろ。バカやっちゃった。

でも、こういう能力を持っている人を見て心配になることも多々。

例えば、
「無意識でやってない?癖になってない?」
「場を盛り上げるために傷ついてない?」
「主軸を”周り”にしてない?」

なんて心配してしまいます。


でも、きっと本人に言っても、笑って、「だるいね~」なって言うんだろうな。




そんな素晴らしい友人が先日、彼氏に、

「僕は君にとって引っ越し業者じゃん」

って言われてました。

きっと彼氏は、「君の言う通りに動く駒じゃないんだよ!」を文学的に?いや、職業で例えたんですね。

これを泣きながら友人が電話で教えてくれた時、正直、爆笑しそうになりましたが、こらえた自分、ナイス。


にしても、彼氏!言いすぎだろって笑
彼氏も知り合いなんですが、きっと自分に余裕がなかったのかなと。
余裕がなくなると、恋愛に限らず、人を傷つけちゃうことってありますよね。
「いじめる側が悪いか、いじめられる側が悪いか」みたいなことと関連するんでしょうけど。

一歩引いて考える、頭を冷やす、書いた文章を推敲する、「客観的」みたいな言葉の種類っていっぱいあると思っていて、これらって、「習慣」でやってないと中々自分で気づけない。そばで誰かが言ってくれないと気づけない。誰かの言葉に耳を傾け続けなければ気づかない。
難しいもんですね。


友人と彼氏の会話で印象的だったのが、「直す」という言葉です。

冷たく言うと、「そんなに簡単に直せたら、人生苦労してねーぜ。」になっちゃうんですが、そこは僕、一歩引いて言い方を考えます。

「人間関係において直すという言葉は決して前向きな言葉じゃない。そんなに軽くもない。でも、直すって言葉がそんなにすっと出るなら、その直すは前向きで、軽い言葉だったんだな。」
より冷たい言い方をしてるよね。やっぱバカだ、俺。

最近見た映画で、「花束みたいな恋をした」というのがあります。
見たことがある人はわかると思いますが、本当にこんな「直す」みたいなことがテーマになってる映画だと思います。
ぜひ、サブスクでご覧ください。


結局、友人と彼氏は別れたんですが、なんだか自分にとってこの2か月ぐらいは貴重な体験でした。
2人のそれぞれを尊重しながら、未来が素敵なことを祈っていますよ!



今日もおつかれさまでした!
明日も一緒に頑張りましょう!

きっしー

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