6年間勤めた STORES 株式会社を退職しません

退職しません。在職エントリです。

10/1 で STORES 株式会社で働き始めて丸6年、今日から7年目に突入しました。まさかこんなに長いこと働くとは思ってませんでした。

STORES に入社したきっかけは Just For Fun というミッションがいいなとかいろいろあったんですが、今だから言える一番の理由は「連続起業家が始めたスタートアップが事業成長しないわけないので、いろんなチャンスが転がってるんじゃないか」という非常に邪な考えからでした。
その考えは今となっては大当たりで、STORES はここまで順調に事業成長し、いろんなチャンスや難しい課題が転がっており、本当にいろいろ転がっておりもう勘弁してくださいほんとに助けてくださいという感じで、いろんな経験をすることができました。

6 年前のことを思うとむちゃくちゃ成長できたなという実感があります。卜部さん、シムさんのようなエンジニアと同じチームで働くことができて「あ、もうマジですごい人ってこういう感じなんだ…」と途方に暮れたり(卜部さんと同じチームで Ruby 書くの意味わからんくらい楽しかったです)、本を読むだけでは経験できない大小さまざまな現実的な課題を歯を食いしばって解いたり、成長機会が多々あったおかげです。

6 年を振り返るときに私が最初に思い出すのは 2019 年に福岡で開催された RubyKaigi のことです。あれが STORES として最初の RubyKaigi へのスポンサードだったはずで、当時は前身の hey 株式会社としてのスポンサードだったと思うんですが、ブース展示のパネルに書いていた「GitHub」が「Github」になっていてウワァ〜ってなったり、当時の採用担当に「アフターイベントやりましょう!」って言われていやそれ我々がやってええやつなんか?プレッシャーが…と思いながらいろいろ準備していたことを思い出します。

それが 6 年たった今となっては同僚にフルタイム Ruby コミッターがいて彼らが Slack の自分の times チャンネルで雑談してて(もちろん技術的なアドバイスをいただくこともあります)、今年は STORES から RubyKaigi に登壇する人が何人もいて。あの不安いっぱいで暗中模索していた 2019 年の RubyKaigi から、随分と景色が変わったなと感じています。

先月末には自社テックカンファレンスも開催しました。ほんとうに多くの方に参加してもらえて、手前味噌ですがかなり良いイベントだったのではないかと思っています。
6年前にはこんな未来があるとはとても想像できませんでした。

自社テックカンファレンス「New Engineering」の様子

コンフォートゾーンに入れてたらいよいよ転職機運かなというタイミングではあるのですが、コンフォートゾーンどころか年々課題が技術的にも組織的にも難しくなってきていることから、まだまだ自分自身成長したいという気持ちが年々強まっており、達成したいこともむちゃくちゃたくさんあるというのが正直なところです。

今のやっていきポイントだらけの STORES のシステムが数年後どうなっているのか非常に楽しみですし、その中でどこまで事業成長してどれほどたくさんの価値をユーザーのみなさまに届けられるか楽しみです。Rubyist としてはせっかくの環境なので同僚に刺激を受けながら一度は RubyKaigi に登壇してみたいというのもあります。

何より、エンジニアリングマネージャのひとりとして STORES はこれからもっともっと良い会社になりそうという手応えのようなものを感じ始めています。これが本物の手応えなのかただの勘違いなのか、もう少しこの物語を見続けたいのです。

ということでなかなか転職エントリを書く機会がないので、代わりに在職エントリを書いてみました。転職エントリだけでなくこういう記事があるインターネットも良いのかなと思っております。


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