英語を勉強しようと思ってCrash Course Computer Scienceを見たらめっちゃよかった
ソフトウェアエンジニアをやっていると英語を勉強しないといけないなあ学生のころに勉強する機会があったはずなのになあおかしいなあと思う瞬間が多々あります。
私の英語力は
・ソフトウェアに関する英語のドキュメントは頑張れば読める
・英会話教室などこちらが英語が苦手という前提でコミュニケーションをとってもらえる状況であればギリギリ意思疎通ができなくもない
・海外カンファレンスのセッションの聞き取りはかなり厳しい
という感じなのでリスニング力を鍛えなきゃなあ学生の頃に勉強する機会(以下略)と思っていました。
そこでYouTubeでいい感じのコンテンツが転がっていないか探してみたところ、「Crash Course」という教育チャンネルを見つけました。
これは様々なジャンルの教育を無料で提供してくれるチャンネルで、英語字幕もついているので知識もついて英語も勉強できて一石二鳥です。
いろいろコースを眺めている中で、「Computer Science」が目につきました。
私はいまでこそソフトウェアエンジニアをやっていますが大学では情報系の学問を修めておらず、知っているコンピュータサイエンスといえば新卒のときに合格した応用情報技術者試験の範囲くらいだったので、ちゃんと勉強しなおすかあと思いこれを見ていくことにしました。
先日ようやく見終わったのですが、英語の勉強はもちろんコンテンツとしてすごく面白かったので大満足しています。
何がよかったかというと、動画コンテンツなので全ての内容に親切なアニメーションが入っていてめっちゃわかりやすいのです。
これまで必要に応じてCPUやメモリといったハードウェアや、それを扱うOSの仕組み、暗号の仕組みなどは勉強したことがあったのですが、理解するのに苦労した思い出があります。
それがこのコースではアニメーションを含めて解説してくれるのでかなり理解しやすいと感じ、「最初からこう説明してくれてたらもうちょい楽に理解できてたかも!」と思う瞬間が多々ありました。
また、全体的に写真などの資料をふんだんに使ってコンピュータの歴史を解説してくれるのですが、これもかなりよかったです。
この仕事について以来、基本的には必要に迫られたことを中心に学んでいたので実はほとんどコンピュータの歴史について知りませんでした。
フロッピーディスクはギリギリ使ったことがありますが、思ってたより結構最近までパンチカードをプログラムの入力に使ってたんだなぁとか、昔のコンピュータってこんなに巨大で配線が複雑で、なのに性能は現代のコンピュータとは比較にならないくらい弱かったのかとか、いろんな発見ができました。
歴史を学んで何がよかったかというと、例えば今Clean Architectureという本を読んでいるのですが、この本は著者が割と「昔はこうでのう」という話をするので、事前にこのコースを視聴して歴史を学んでいたことで「ああそうらしいですねそれ聞いたことありますようんうん」という気持ちになれるようになったことです。
そういう気持ちになると書いてある内容がより生きた文章として感じられるようになり、より楽しく読むことができるようになりました。
他にも、私はソフトウェアエンジニアと言ってもそのほとんどのキャリアはWebアプリケーションの開発であり、コンピュータグラフィックや音声処理、人工知能といった領域のアルゴリズムには明るくないので、その全体感を知ることができたのもよかったです。
もっとこの分野のことを深く知りたい!という気持ちがより強く湧いてくるようになりました。
英語については、話す速度が私にとっては少し速く感じたので字幕をつけたり0.75倍速にしたりする必要がありました。こういう操作が簡単にできるのYouTube本当にありがとうって感じですね。
なお肝心の英語力向上については、なんかいい感じになったような気がします...
「測定できないものは制御できない」(トム・デマルコ)
ということでとても良いと感じたので紹介しました!
ちなみにComputer Scienceコースがとてもよかったので、次は何のコースを見ようかと物色し、最近興味があるWorld Historyを見始めたのですが、先生のクセが強くて早くも挫折しそうです...