「誰も悪くない」

何か問題が起きたときに一人解決できそうで弱そうな奴を見つけてそいつを脅すというのは非常に悪しき文化である。恐怖や苦痛によって相互支配する集団より、信頼や助け合いの精神で動く集団のほうが強いのである。とは言って見てもどうすればそうなるのかわからないし、人間25を超えたらそうそう人格は変わらないので、既に社会を形成しているおじさんたちにそう話して「人を責めないように怒らないようにしましょう」なんて言っても解決しないのだ。ではどうするか。時間が経つのを待つしかない。若い世代が大人になってより良い社会人になってくれるのを待つのだ。

僕個人に限って言えばもう少し楽観したい。自分で自分を責めずに生きていけるようになりたい。まだ22なのだ。ことあるごとに理由を探して「失敗しても仕方なかった」と自分に言い聞かせるのは、そうしないと耐えられないくらい心の内に自分を攻める声があるからなのだ。いずれ逃れられるだろうか。怒ったり脅したりしても何も解決しないのだ。僕は長年よく怒られてきたので、やってはいけないことをしないというのは得意だが、やったほうがよいことをやるというのは苦手である。

寝る時間がなくなってきた。

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