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インド人の英語#2(話し方編)

インド人の英語で、発音に特徴があることはわかった。
発音以外は何か分かりにくいことは
あるのでしょうか??

私も駐在中、何度も苦戦し、
なぜわかりにくいのだろう、うーん、
と考えておりました。
発音だけが問題じゃなくて、、単語がわかっても
流れていってしまい、何かわからないんだよな。
単純に早口なのもあるけれど。。
ふと、出勤前にTVで、現地のニュース NDTV を
見ていて、アナウンサーが今日のニュースの
ダイジェストを話しているのを聞いて、
ハタと気づいたことがあり。
アナウンサーなので、発音の訛りは
ひどくない、映像もあるのでなんとなく
話している中身もわかる、単語はわかる、
けれど、なんか頭に入ってこず、よく分からない。。
あ!そうか、文が切れてないのか。

なので、単語はわかっても
主語と動詞が分からない。
だから何が言いたいのか、イマイチわからず、
流れてきた単語のそれぞれの重要性がわからない。。

日本は小学校の国語の音読で、
読点「、」で一呼吸、
句点「。」で二呼吸おきましょう、と習い、
それが身についていますよね。
英語でもカンマ「,」で少し置き、
文の切れ目のピリオド「.」で一呼吸おいて読み、
発話する時も同じですよね。
三つ子の魂、ってやつです。
そして聞くときもそれを期待するわけですね。
文が切れると一拍空く、と。
文の頭が基本的に主語、次に動詞が来るので、
待ち受けていれば、主語が分かり、動詞が分かるので、
文の一番大事なところが把握できて、意味も分かる。

それと、、発話時の強調のなさ。
全部平坦で、ダダダダダ・・・と単語が流れてくる、、
強調したい単語を強めたり、弱めたり、
スピードが速く遅く、がまったくない。。
例えば、、、前のインド首相、
マンモハン・シン氏のスピーチを聞いてみよう。

そう、抑揚がなく、文がどこで切れているのか、
主語と動詞が何か、強調したいところが
さっぱりわからず、単語では何を言っているか
分かるのですが、、
文全体では一体何を言いたいのでしょう、、
なのです。。

ということで、発音の壁だけでなく、
抑揚がない平坦で、かつ、文が切れずにダダダダ・・
と来る英語にどう対応するか、、
主語と動詞を的確につかむことができるか、が
インド英語への対応に必要なのではないかな、
と思うのです。。

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