ショーシャンクを見てない俺と、見た俺
『ショーシャンクの空に』というタイトルを初めてみたのはいつだっけ、
なんかの漫画がやってたパロディだったかな、あの雨に打たれて跪いてるアレです。
物心付いてからというかなんというか、(ちなみに私に自我が生まれたのはごく最近なんだけどね) "認知した"のは、菅田将暉のANNのコーナーを聞いてから。それでも「アレね、名画なんだ〜」くらいのフワッとした感じ。
いつだかサラッとしたあらすじは見かけたけど、「監獄に入れられた無実の男の成長物語、ヒューマンドラマ」みたいな感じだったと思います。
そんな『ショーシャンク』を先日、初めて見ました。
スッキリ!!!!!!!!!
アンディ、お前が優勝!大好き!!!!
皆に愛される名作、の代名詞になるのが分かります。なぜなら、アンディが全編通して優しく、熱く、勇気をくれるから。
レッドという囚人目線で語られるこの映画は、アンディがいかに仲間思いで才能に溢れるいい奴か、それを語るだけの映画だ。そんなん、見るひとぜーーーんいんアンディを応援するだろ。
でも、『花束みたいな恋をした』通称『花束』で麦くんと絹ちゃんは、『ショーシャンク』を好きと語る"映画好き"を冷めた眼でみてたらしいじゃない。私の好きな友だちが教えてくれたけども。
私の『ショーシャンク』の出会いは菅田だったのに、麦くん(菅田)に鼻で笑われてんの、ちょっと皮肉だぜ。
私の中にも、ややというか、かなりポップカルチャーを斜に構えて見てる節はある。みんなが知らないバンドを聴く俺、「エモ系」は聞かない俺。そんなのを主張して、後悔したことめっちゃある。恥ずかしー奴だなって。
きっと『ショーシャンク』は、アンチはゼロで、誰からも疑問を呈されることのない、全人類肯定作品。
だからこそ、「否定派が存在するカルチャー、俺は好きだけどね!」と言う人にとっては、おもんないモノになるのかもしれない。
でも私の『ショーシャンク』見る前の世界と、見た後の世界は、違うものになった。
あの漫画のパロディのほんとの面白さが分かった。これから芸人のラジオでのたとえツッコミが刺さるようになるかも。あと誰かとの共通の話題になるかもだし。
もちろん名作を見てストレートに受ける感動もありつつ、だよ。こんな副産物をメイン扱いするのもどうかと思うけど。
あーしはお子ちゃまなので、とりあえずは副産物を美味しく頂くために、でもいつかは全てが私の糧になるように。
きっとこれからも名作を見続ける。
追伸 『花束』を見てない俺、の部分があったことをお詫びします。アマプラ解禁したら絶対みるからね!ゆるして!😉
フェイバリット
TRUMAN/礼賛
(トゥルーマン・ショーも実はまだ見れてません。あらすじだけです。絶対見るよ作品の一つ。しっかしCLRの作詞能力と歌声には惚れ惚れするぜ。誰かの「監視下で」「がんじがらめ」…「価値観で」「味わって」の韻の気持ちよさったらないぜ。飲み友になりたい…)