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【徒然和菓子譚】その9
今日は節句のお菓子(菱餅)のお話です。
前回のお話で三月三日の女の子の節句には菱餅を飾りますが、江戸後期には緑白緑の三段重ねが一般的で特に緑は古くより薬効があるとされ、邪気や災いを払う力があるとされた草(よもぎ)が使われました。見た目にも愛らしい紅が入るのは明治以降と言われています。古くは三月三日に限らず、五月五日や九月九日などの節句にも草餅を食べる習わしがあり、これらはすべての節目の日に厄除けを願う風習の名残りと言えます。
次回も節句のお菓子のお話をしたいと思います。
ご覧頂き有難うございました。