見出し画像

黒蜜姫(黒いちじく)について

石川県の宝達志水町はいちじくの産地であります。その中でも珍しい品種で黒いちじくの生産も行っています。黒いちじくは全国的に生産地が少なく、1パック1200円程度しますので、まさに貴重な逸品です。

通常のいちじくと比べて色が濃い紫色で黒く見えるのはもちろんのこと、糖度が20度以上と通常のものと比較して数度高く、果肉も弾力があって粘りが強いです。名前が黒蜜姫ということで、ねっとりとした蜜の甘さを感じます。芋でいうと通常のいちじくが鳴門金時で黒蜜姫が安納芋といったところでしょうか。(すみません、たとえが適正ではないかもしれません)

JAの担当者さんに話を聞くに、地元よりも東京への出荷量がほとんどということでした。確かに、地元のスーパーではまず見かけません。実は石川県は関東圏にあるような高級スーパーがありません。このような高級品は贈答品を扱っているような青果店か、百貨店が高級スーパーの役割を担っています。黒いちじくは流通量が少ないですが、金沢エムザ(金沢のデパートです。)では見かけたことがあります。

最近は羊羹にいちじくのドライフルーツを入れたり、和菓子にも活用することが増えて参りました。女性の方はいちじくが好きな方も多いのではないかと思います。まだシーズン中ですのでお楽しみ頂ければと思います。

今回もお読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?