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新潟プロレス大賞2020

今年もまちなかステージ「よろっとローサ」にて新潟プロレス大賞公開審議会が開催されました。

新潟プロレス大賞とは、新潟で行われたプロレス興行、イベントなど、また起きた出来事も含めて最も素晴らしいものを勝手に決める賞です。

大きい団体の「1地方興行」とインディーズ団体の「ビッグマッチ」であれば、インディーズ団体のビッグマッチのほうが感動するだろ?というものが本来の趣旨。ただ、昔から新潟はメジャー団体でもいいカードが組まれることが多く、素直にメジャー団体が受賞することがあります。

ノミネートを森下、金子ボボ、高橋なんぐ、獣神さん、ハンチング加藤の5人で行い、投票は上記5名に会場のお客様が加わり、多数決で決定します。

単純にプロレスの内容というよりは、ストーリーが重要視される傾向にあります。地方はストーリーの通過点であることが多く、メインストリームが新潟で起きること自体が貴重だからです。

さあでは本編に入りましょう。2020年はウイルス禍の真っただ中であり、新潟でも多くの大会が中止を余儀なくされました。そもそも「大賞を決められるほど大会があったの?」という心配もありましたが、、、まったく問題ありませんでした!!さっそくノミネートの解説から!


8/27 新潟プロレス 夏の祭典 新発田市役所大会①

緊急事態宣言の発令によりプロレスが出来なくなった新潟プロレス。その復活初戦となった大会です。クラウドファンディングにより資金が集まり、誰でも動画配信を見れるリモートマッチとなりました。ちなみに新発田まつりが開催される予定だった日でもあり、その想いも背負った大会となりました。

が、ひとつ問題がありました。。。スタッフがギリギリだったのです。ウイルス禍の中、「本業」の方からNGが出される方が多かった。そして音響スタッフがいないということになり、急遽一人のスタッフが初挑戦となりました。大会数日前に道場で音響の練習。すると一つの事実が発覚しました。

プロレスの音響は勝敗が決した直後に勝者のテーマ曲が流れます。どちらが勝つかわかりませんので、ほとんどの団体でパソコンを使いどちらの曲もかけられるように準備します。

しかし、そのスタッフはパソコン自体も初心者でマウスの「ダブルクリック」ができなかったのです。いくら練習しても出来ません。これでは扱うことはできません。仕方なく、CDコンポのリモコンで操作することに。それが裏目に出てしまいます。

当日、会場では「負けた選手のテーマ曲が流れる」「一瞬曲が出て止まり、違う曲が流れる」「勝った選手の曲を見失い、次々に選手の曲がかかりメドレー状態になる」といったことが起きました。

ひーーーー。

一つ救いだったのは、配信ではそもそも入場曲はカットされており現場にいた人しかその事実を知らなかったことです(笑)


8/27 新潟プロレス 夏の祭典 新発田市役所大会②

もうひとつ不思議なことがありました。当大賞の選考委員、高橋なんぐの相方である中静祐介が会場にいたのです。「クラウドファンディングに参加したの?」と聞いたら、なんと池田大輔選手の運転手で会場に来たとのことでした。以上です。


10/1 レック Presents G1 CLIMAX 30 アオーレ長岡大会

新日本プロレスアオーレ長岡大会からもノミネート。メインでは、内藤哲也選手とSANADA選手のL・I・J同門対決となりました。ここまで三連敗と不調のSANADA選手でしたが地元・新潟でファンを味方につけ3連勝中の内藤選手に公式戦初黒星をつけました。
試合後、SANADA選手はスマホのライト点灯を演出すると、「長岡が一番好きです」。

このライト点灯演出はSANADA選手が恒例で行っているのですが、長岡で行うと長岡花火のエンディング演出とシンクロします。ひょっとすると地元の花火大会からヒントを得た演出なのかもしれません。


11/25 WORLD TAG LEAGUE 2020 & BEST OF THE SUPER Jr.27 朱鷺メッセ大会

こちらも新日本プロレス。メインイベントはBEST OF THE SUPER Jr.のリーグ戦、SHO選手vsエル・デスペラード選手。(地元出身のってつけたいけど出身地不詳の)デスペラード選手が勝利して、その勢いのまま優勝決定戦にすすみ、高橋ヒロム選手とベストバウト級の熱戦となりました。

この新潟での試合が弾みとなっていて、その後の高橋ヒロム戦では「新潟出身」部分が見えたこともあり、ファンには嬉しい大会となりました。


10/3 只見線列車内プロレス 2020

森下と金子ボボが夏に仕事で行った福島県の只見高校。山の中にある町で、とてものどか。その高校でお笑い授業をしてきました。その授業の最後に生徒から質問。「お二人はプロレス好きですか?」

しばらくプロレス愛を語ったあとにその生徒に逆質問。「君もプロレス好きだと思うんだけど、好きなレスラーは?」

「前田誠選手です!」

「!!!!」

これは驚いた。オカダカズチカ選手とか、内藤哲也選手あたりを想像していたら新潟プロレスの選手名が。しかも新潟県外なのに。理由を尋ねたら過去の只見線列車内プロレスを生で見て、ファンになったらしい。ローカルプロレス団体の存在意義を強く感じて感動した瞬間でした。

ちなみにこの大会の様子がニュースに取り上げられ「エル・サントウ」という覆面マスクプロレスファンがインタビューされました。ウイルス禍でのプロレス観戦についての質問で、、、

「マスクをしながらの観戦はどうですか?」

という問いに、マスクはどっちをさしているんだ?という状況になり、ドギマギするというシーンも良かったです。


キラーカーン自転車事故問題

省略します。お店もなくなってしまうようで寂しいですね。


ではいよいよ、新潟プロレス大賞2020の発表です!!


2/2 玉三郎Presents「冬の新潟大会~ドリームシリーズ 越冬の陣~」

セミファイナルで行われた試合、大谷晋二郎選手VS鈴木敬喜選手。ここに物語がありました。

当日リングには一緒にチャリティープロレスを開催するために募金活動をした仲間が待っていました。そして会場には鈴木選手を応援するたくさんの新潟プロレスファンがいました。そしてセコンドにはシマ重野選手がついていました。入場時は緊張の面持ちでしたが、みんなの応援が力になったのかふっきれよいファイトをしました。

結果は敗れました。が、鈴木選手の熱量はとどまらない。いつか母校でプロレスをしたい。そんな想いが今もあふれています。

今後の鈴木敬喜選手に注目です!


長くなりましたが、以上となります。2021年も新潟で素晴らしいプロレスが開催されますよう!!

ありがとうございました。

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