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火起こし体験から感じたこと。
こんにちは。
高鍋お引っ越しに向けてひたすら荷物を運ぶ日々を送っているモリふうふです。
先日、高鍋に行ったついでに西都にふらっと寄り道をしてきました。
西都原考古博物館の敷地内をぷらぷらと歩いていたら、昔の暮らしを体験できる施設を見つけ、そこで火起こし体験をしてきました。
火起こし体験、皆さんやったことありますか?
ただ闇雲に力を入れればいいわけではなくて、左右で絶妙に力加減を調整しながら回していくのですが、これが本当にしんどい!笑
もう腕がパンパンになりました。
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煙が出るところまではいくんだけど、最後種火がつくところまでもっていくのは結構な時間がかかるんです。
種火がついてからは、息を入れていくのですが、これもただフーフーすればいい訳ではなく、板にそわせて細く真っ直ぐに空気の糸を通すように調節しなければいけないのです。
(種火はつけられても、息を調整できずにせっかくついた種火を消してしまう人もいるそう。)
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そうして感じながら繊細に息をコントロールしていると、だんだんと煙が大きくなり、火がパッと起きる瞬間が訪れます。
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今回火起こし体験をしてみて思ったのは、やはり昔の人は生活に「感じる」が浸透していたんだなということです。
今はガスで簡単に火がつく時代だから、火をつけるのに自分の感覚を使う必要もないけど、昔は火を起こすまでに沢山自分の感覚を使って微細な調整をする必要があったわけですよね。
火を起こすまでに沢山の「感じる」があって、その「感じる」が繊細に紡がれて、火が起こるという現象が目の前に現れる。
自分の感覚を信じて進んだ先に現象が起こるって、まさに人生そのものだよなと感じました。
種火=自分の想いで、その想いが消えないように繊細に感じながら空気を送り込むと、やがて大きな火となり、それが沢山の人へ届いていく。
その種火を起こすのも、やはり行動で、動くからどこに自分の想いがあるのかに気づくことができる。
今回火を起こすプロセスで感じた感覚を人生に取り入れながら、これからも自分達の火を燃やしていきたいと思いました。
それではまた!