許せない気持ち
夫は癌で余命も宣告されてた
予想しなかった恋愛で結婚までしちゃった
お互い同じ気持ちだとずっと思ってたんだけどなぁ
私は年上だったけど愛されてるって思ってたのは独りよがりだったのかなぁ
確かに結婚後太ったし家事も得意じゃなかったけど仲良かったつもりだったのになぁ
夫が、働けなくなっても動けなくなっても病院じゃなくて家で最後を迎えて、その時まで一緒にいたかったし実際そうしたのになぁ
意識薄くなっても呼べば返事したし、愛してる?って聞けば頷いてたのに
聴覚って最後まであるってテレビで聞いたことあるし最後の一息まで声をかけてたよ
呼吸が止まって主治医を呼んで確認をしてってまさにドラマで見る光景
わかってたけど理解できなくてどうやって時間が過ぎていったのか思い出せないっていう経験して
さ、心立ち直れなくて仕事も辞めてさ
疲れて病院行ったらお医者さんに心療内科勧められて紹介状持って行ったら「配偶者死亡によるうつ状態」って診断
えっ…うつ状態なんだってそれも納得できてない
知らないうちに時間は過ぎて
いろんな手続きもどうやったのかも覚えてないんですよね…
もうそろそろ夫のスマホを解約しなきゃなぁ
って電源入れたら
出てくる出てくる
いろんな県の熟女デリヘルのサイトぉぉぉぉぉ
さすがだなと思ったの
夫の仕事は長距離ドライバー
具合悪くて仕事休むって言ってた月も検索してるよ
驚きと湧き上がる怒りと虚しさ
ぶつけどころないんですよね
死んでるんだもん
薬飲んでも、怒りで眠れなくてスマホ検索しまくりです。
何でデリヘル呼ぶのか
読んでも読んでも理解はする
夫以外の男の話として理解する
癌で余命宣告され最後の人生、自分の欲望を好きなように発散させたいってのは自分の夫では無い男の小説やテレビドラマの世界の話
では無かった
自分の夫の事だったんです
どう考えても結論がでないんです
私が駄目だったんだな
夫は夫婦関係を壊すつもりは無かったからプロを相手にしてお金で欲望を満たしたんだよなって綺麗事じゃ、片付けられない真っ黒な気持ちで一杯で過ごす日々に疲れちゃった…