日本ならではのお国柄が経済に与える影響は大きいのかも知れない。(*'▽')
8月5日に起きた日本発の世界的な株式の下落の影響が日に日に見えてくる中で、ネット上に流れているニュースを見るに意外と個人投資家は健全な対応をしていたようです。(^_-)-☆
「投資主体別売買動向」の年始からの傾向を見るに「個人(信用)」で買いポジションが大きくなっていたことが気になりますが、今週は月曜日がお休みであったので「投資主体別売買動向」の発表は明日の金曜日になりますので真相はまだ見えていない状況です。
長い間「貯蓄から投資へ」と叫ばれておりました。今年から始まった新NISAで、ようやく重い腰が上がったか?!っと思いましたが、今回の8月5日の株価の大暴落で冷や水を浴びる状態となりました。(バブルとならず健全な投資行動の成長には良かったのかも知れません。(^_-)-☆)
今日は夏休み期間ということで、お休みを頂いている関係で自由時間も有り、色々なYoutube動画を見ているなかで、岡崎さんと糸島さんの会談で面白い視点をもった解説がされていまして、とても良かったのでご紹介。
■2%インフレにも耐えられない日本 <糸島孝俊 × 岡崎良介>|Pictet Market Lounge 2024.8.13
成長している国であれば、物価が高くなっても貯蓄を切り崩したり、クレジットカードの与信枠で購入することに抵抗は少なく、将来経済的に成長することで赤字が黒字に変わるだろう・・・という希望的観測のもとで行動できるのだと思います。(^_-)-☆
日本の場合は30年は成長していない社会です。物価が高くなるとまず出費を切り詰めて生活収支が赤字にならないように対応する。この先に収入が増えるとは思えないので、一旦「赤字」状態に陥ってしまったら浮上できないような気がする。・・だから余計に赤字にならないように努力する。
まるで売上が成長しているグロース株と、売り上げ成長は停滞で横這いのバリュー株の「中の人」の心理です。成長が停滞しているバリュー株企業が借入を増やして巨大な設備投資を行うには社内外からの反対も多くなるでしょう。日本企業の多くが過剰な設備投資で「赤字経営」に陥ることを避けて手堅い成長を進めるのは、日本のお国柄が影響しているのかも知れません。(*'▽') (その点、成長も "超ゆっくり" ですが・・・)
この日本のお国柄スタイルは今回のような「天災」のような大暴落時には非常に有利です。先日の大暴落では株式に問わず「投資行動」をしていれば何かしらのマイナスの影響を受けたと思われますが、おそらく個人投資家の多くの方が致命的な損害は避けることができたのでは無いでしょうか?(^_-)-☆
(レバレッジをかけて大きく張っていたのは海外投資家のようですので・・( ゚Д゚))
今回の大暴落は、結果、私にとって良い勉強となりました。
改めて市場には「天災」が付き物だと認識し、イザという時に困らないように備えておきたいと思います。(*'▽')