「ダイヤモンドは永遠の輝き」でもデビアスは"売られちゃう"かも(*'▽')
「ダイヤモンドは永遠の輝き」というキャッチフレーズを世の中に知らしめた、あのデビアスが、身売りを検討されているようです。なにか時代の転換点を感じるニュースです。
■アングロ・アメリカン、ダイヤ部門デビアスの売却検討 (WSJ記事)
https://jp.wsj.com/articles/anglo-considers-sale-of-diamond-unit-de-beers-54893ef1
■デビアスグループのサイト
https://www.debeersgroup.com/
デビアスと言えばダイヤモンド、ダイヤモンドと言えばデビアスと言うことで、ダイヤモンド市場を支配していたデビアスも、近年の技術の進歩による合成ダイヤ(ラボグロウンダイヤモンド)の成長によるビックウェーブに押されてしまったのでしょう。(*'▽')
また宝石と言えば GIA ですが、GIA が公開している情報を見ていても合成ダイヤモンドと天然ダイヤモンドとの鑑別に関して、年々情報や機材が発表されている状況ですが、粒が細かいメレダイヤに関しては鑑別作業が割に合わないようで、合成ダイヤモンドが混ざっている前提で取り扱う感じになっているようです。
■GIAのダイヤモンド情報
https://www.gia.edu/JP/diamond
プライベートでダイヤモンドに興味を持つのは私のようなマニアぐらいだと思いますが、もし高価なダイヤモンドを購入される予定があるならば、少なくともGIAの鑑定が通ったものでないと、安心感は持てません。(^_-)-☆
日本では見かけませんが、アメリカであればブルーナイル (Blue Nile Inc.) といった認定ダイヤモンドを取り扱うショップがあります。まさしく GIA の鑑定書があることが前提になっていて、各グレードでソートできます。
数年前にここでルースの購入を考えたのですが、当時は海外ショップからの購入経験が少なかったので二の足を踏んで買わなかったんですよねぇ。まあ、今必要ではないし、また価格が下がったらで良いか~ っと言った感じです。宝石マニアが見て楽しむだけのものなので・・(^_-)-☆
このブルーナイルであればリアルタイムに天然ダイヤモンドの市場価値がGIAのグレード毎にお幾らぐらいで流通しているかを確認できます。おそらくブライダル用途でここまでグレードにこだわってルースをチョイスする人はいないので、誰にお勧めすべき情報か分かりませんが、日本の宝石店でダイヤモンドのアクセサリーを購入する際にGIA鑑定が通っていればグレードがはっきりしていますので、ブルーナイルで同じグレードのダイヤモンドの価格を調べることにより、ルース部分の流通価格を知ることができます。(つまりいくらぐらいボッテいるか分ります。(*'▽'))
価格価値の高い(グレードの高い)天然の大粒のダイヤモンドはまるで工業品のようにパラメータの組み合わせで価格帯が決まってくる市場なんです。(^^♪
(もちろん、天然ダイヤモンド自体の市場価値は日々上下しますので安定した価値が得られるものではありません。まあ投資には向かないでしょうねぇ合成ダイヤモンドとの区別も難しいですし・・(-。-)y-゜゜゜)
さて、デビアスの話に戻るのですが、デビアスも合成ダイヤモンドのブランドとして「ライトボックス」というブランドを持っています。いつ頃に日本に上陸してくれるか気になっていたのですが・・・一向に上陸する気配がなく、残念に思っております。ライトボックスでは、ものによっても違うのですが1カラット800ドルぐらいからの価格帯で大粒のダイヤモンドアクセサリーが購入できます。しかも天然では希少価値の高いブルーダイヤモンドや、ピンクダイヤモンドも合成であれば希少なことはないので、ほぼ同じ価格帯でカラーチョイスできます。(^_-)-☆
炭素Cは地球上でありふれた元素ですし、ダイヤモンドの合成技術は日進月歩で技術が成長していますので、合成技術の進化により、いずれダイヤモンド市場が大きく変わっていくと言われていましたが、とうとうその時代が来たようです。(*'▽')
最近ではこの合成ダイアモンド結晶を半導体として利用して、パワー半導体としての活用が注目されています。こちらの分野も今後が楽しみですね!
いずれにしてもダイヤモンド市場で他社を凌駕したデビアスの転換期はダイヤモンド市場そのものの変化点となると思います。今後の動きが楽しみですね!(^_-)-☆