【2020年総まとめ】素人がゼロから始めた「リノベーション」
家を作り始めてから7ヶ月が経ちました。
引っ越してきた頃は春の終わりだったけれど、もう師走です。あっという間に2020年が終わります。
沢山の失敗を重ねながら作ってきた今年の成果を皆さんにお見せすべく久々に筆を取りました。
どうぞコタツやストーブ、暖房などであたたまりながらご覧くださいね。
そもそもどうして家を作っているのか、深い深い経緯を知りたい方はぜひこちらの記事を先にお読みくださいね。
それでは参ります。
お部屋がひとつできました!!!
なんといっても今年最も目に見える成果といえばこちらです。
部屋が!!できた!!!
これはめでたい!
念願の家っぽいエリアがやっと出来上がりました。
床と壁と、写真では見えませんが天井もきちんと作り終えました。
防音、断熱もバッチリです。
部屋の扉だけはまだ仮の状態ですがとりあえず出来たといっていいでしょう。
断熱や防音がきちんとできているのか検証の意味も込めて、早速同居人がここで暮らしています。
他のエリアと隣接する部分は石膏ボード(黄土色のボード)を二重に重ねているのですが、これが予想以上の防音力を発揮していて快適なようです。
この状態からコツコツやってきましたからね…
断熱材をきちんと詰め込んだ甲斐もあり、エアコンをつければ冬を越せます。
キッチン台(仮)もできました!!
そして念願のキッチン台。
キッチン空間を整えるのは私の使命のひとつでもあります。
ドン!!!
実際に使うサイズを決めて土台だけ作成した状態です。剥き出しのシンクが手作りっぽさを醸し出していますね。
これまでは仮の仮、最初はダンボールの上で調理なんて時期もあったので、それに比べれば大分進歩しているのです。。
ちなみにこちらが初期の写真。
床や壁を作るためには毎回栓を外して移動させる必要がありまして、早く作りたい気持ちを抑えずっとこの状態で頑張ってました。
水や油はねの対策として、この土台の上にメラミン化粧板をくっつけたり、壁にタイルを貼ったりする予定ですがそれはまた未来のおはなし。
扉や引き出しなんかも付け足せるようにしたいなぁ。
そしてスライド式ドア、爆誕
こちらは同居人作。
予定ではドアをスライド式にする箇所がいくつかあるのですが、手始めにお手洗い場のドアをスライドにしました。
閉まりきる瞬間に大きな音が鳴らないようにしたり、ぴったり閉まるように創意工夫を凝らしたのだとか。
上の部分に滑車がついています。
素晴らしい。
なんと耐震補強もしました
一般的な家には、柱近くに斜めに交差した「筋交い(すじかい)」と呼ばれる構造補強材が入っています。
地震が起きた時に家の倒壊を防ぐ耐震の働きがあって、建築基準法では一定の割合で筋交いを利用することが義務付けられています。
この家にも一応あったのですがぺらっぺらで、今の建築基準法は満たしていない厚みであることが判明。
一度取り外して新しい筋交いを取り付けるという作業が発生しました。まさに想定外。
この斜めに入っている材が元々あった筋交いですね。
いかにも壊れそうなほど薄いし何故か下の方が湿っている…
これをコツコツと取り外していって…
より太い材に付け替えるという作業をしました。
ちなみに構造材との接面は写真のような金具を使って、何箇所もビス止めしていきます。
やはり耐震のためとなるとこのくらい手厚くするもんなんですね。
この写真は別のエリアですが、最終的にはこのように交差します。見るからに丈夫さが増して安心です。
その他もろもろ
ここまでが主要エリアですが、他にも色々と作ってきました。まとめてご紹介します!
こちらは屋根部分。
2Fの天井下地を作っていた頃の写真です。
作業していたのは夏頃ですが、熱気が天井付近にどんどん溜まっていくので地獄のような作業でした。
残念ながら施工計画変更のため今も下地のままです。
キッチンエリアの床作り風景。
青いものは「スタイロフォーム」という断熱材です。床を作る時は決められたピッチに下地材を組んで間にこの断熱材を入れていきました。
隙間があると断熱効果が下がります。
敢えて少し余分に切ってから少しずつ調整していくという地味な作業です。
同じくキッチンエリアの壁塗装。
板と板の間にできる隙間をパテで埋めてからペンキ塗装をしていきます。
何度か重ね塗りすることで意外に板の存在がわからないくらいになるものです。(先程のキッチン台の写真が完成形の白さです)
玄関横には元々、戸袋がついていました。
今後使用する必要はないよねという話になり…
思い切って解体しました。
玄関の改修に入るまでは板で仮留めしておきます。
ただ、外との境がこの板1枚だけ、冬の冷え込んだ空気が容赦無く入ってきます。解体はもう少し後でも良かったかと少し後悔…
2021年のこれから
以上、引っ越して7ヶ月の成果でした!
こうして振り返ると少しずつ、しかし着々と進んでいますね。
常に何かしらのハプニングに見舞われながらも楽しく作業しています。
2021年に取り組みたいこと
リビングルーム、玄関の制作
フードレンジ、ダクトの取り付け
食器棚の製作
2F居住空間の制作
来年は一番の難所であろうリビングルームや、什器の制作まで行う予定です。
もはや「何かが起こる」のは想定内、その中で最善の手を考えていければと思います。
おわりに(お手伝いさん募集について)
長いようで短い7ヶ月。
実際には土日だけの作業ということもあって進みはゆっくりですが、家に近づいていく過程を体感できることはやはり面白いです。
また、色々な場面でお手伝いに来ていただいた皆さま、ありがとうございました。
2021年も密を避けながらとなりますが、DIY作業してみたいという方はどうぞお声がけください。
独学で進行している箇所も多々あるので(ドアとか小物とか)、より良い方法ご存知の方ぜひお力添えください。何卒…!
それではまた、ご報告できる日までお元気で。
ちょこっとおまけ
筋交いを嵌める作業をしていた際、懐かしき数学の世界と再開しました。
直角の部分に対して筋交いを斜めに差し込むわけですが、隙間ができないよう測量した上でピッタリサイズに切らなければいけません。
もちろん地道に1箇所ずつ測ってもできるのですが、時間は有限。
もっと効率の良い方法を、と教えてもらったのが三角形の相似を使う方法でした。
中学で散々勉強した相似を10年以上経ってから使うなんて誰が想像していただろうか…ましてや仕事とは関係のない場所で。
しみじみと、そして必死に記憶をたぐり寄せて計算しましたとさ。
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