新・持ち手カバー
今年の初め頃から、新しいタイプの持ち手カバーをお付けしています。
以前はこんな感じで透明チューブのなかにワイヤーを通して巻きつけていたんですけど。。。↓
いろいろ難しいことが多くておととしの夏、断念していたのでした。
緩みやすいし、ワイヤーが出てしまって危なかったり持ち手の材を傷つけてしまったり。意外と作業も難しくてストレスを感じていたり。あと、ここ1、2年で材料費もどんどん上がっているという採算的な問題もありました。
でもずっと探してはいたんです。これに代わる何かもっと簡単で安い方法はないかと。
やっぱりクッション性があった方が持ちやすいし、作りたての白い時など汚れそうで気になると思うので……
(その前に、ごく一般的な籐かごの持ち手カバーの定番、皮革なんかはどうなのかということですけど、「お針」作業を避けられないというのが私にとっては大きなネックなのと、当たり前に上品過ぎてな……という変なこだわりが採用を拒ませています。)
なのでしばらくの間ゆっくり探していた検討対象にはこんなものがありました。
●ワイヤーを入れない細いチューブ・細い革紐・荷造りやキャンプ用の細いロープ等々。これらは「パラコード」の巻き方を少し勉強して巻いたりしてみましたが決定打とはならず。
●テニスラケットのグリップに巻くテープ
●市販の持ち手カバー(スナップ式のものが多い。)
●ビニールなどで被覆されたワイヤー
●電話のコード、PC関係のケーブルをまとめるためのコイル・温泉やプールでロッカーのカギを腕に付けるためのスパイラル等々、もともとスパイラル状になっているもの。
等々等々。。
Amazonとか中華系サイトで暇なときに探しておりました。安くて、ずっと安定して手に入って、見た目もよくて機能的にも大丈夫そうなもの。まあ簡単には見つからないわけですけどそんなもの。
でもこれならいいかもなと思えたのが「ヘアゴム」です。ヘアゴム。あの髪をまとめるやつ。
いくつかサイズがあって、太めで径も大きめの5.8㎝というサイズなら良さそうで……
最初は今までのチューブと同じように「透明」にこだわっていましたが出回っている数が少なくて、仕方なくセットで購入した「黒」が意外と籐にあっているし手に入りやすかったのでこれもいいかもなと思います。
ゴムの表面を触っていくと一か所だけ継ぎ目があるのでそこをカットして広げて巻きつけるだけです。ああ簡単!(もっと長い持ち手の場合は2本使います。)
仕上がり。どうですか。意外と良いと思うのですが。
黒も。
白も。
肝心の機能性ですけど、当たりが柔らかくて大丈夫そうです。髪につけるものなのでベタついたりしないし手で触ることに対しての問題が無さそうなのが良い。
そして何より安い!!
中華系のサイトで10個300円台でした。(最近はちょっと値上がり気味。)
多分定番的な商品なので、手に入らなくなる可能性も低いのではないかと思います。
という訳で今は全ての手提げかごに付けさせてもらっています。
各ショップの注意書きには次のように書きました。
『手提げかごには、何らかの形で簡易的な「持ち手カバー」をお付けします。固定していないので外せます。
その時に手に入る材料で作るので、仕様はその都度変わります。(この写真は「ヘアゴム」を使ったものです。)
作りたての白い時だけでも持ちやすくなればという気持ちで、無償のオマケとして、「仮」のものとしてお付けしています。』
発送する時のごあいさつには次のように書きました。
『簡易的なカバーです。固定はしていないのでご不要でしたら外してください。
カバー用に作られたものではなく、(ヘアゴムです!いろいろ試した結果ちょうどよいものがあったので採用しました。)ちょっと短いし、耐久性などは未知数ですが、作りたての白い時だけでも持ちやすくなればと「仮」のものとしてお付けしました。』
こんな感じです。
これまでずっと気懸りだったりストレスだったりしてきた持ち手カバーに対する思い、今は安定しています。
バスケタルのかごバッグは、きっと世の中の人があまり見たことないくらい最初は白いので、そういうものをお求めいただく際のハードルが少しでも下がってご使用も快適になってくれたらと思っています。
いろいろいろいろ、考えながら作っています。
もしよろしかったらこちらからお店を覗いていただけたらうれしいです。