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この頃のバスケタル 2024① オカモチ1

なんというタイトルでしょう。
全然更新していないnoteを再びやってみるに当たって、こんなふんわりしたタイトルしか浮かびませんでした。なんとか新製品の記録だけは残してみます。去年の暮れからサボっているのでそこからです。

去年(2023年)の暮れに出したのがこれ。小さいオカモチバスケット1 です。

今までにない華やかなものができました。こういう縦芯を斜めに交差させる編み方、アンティークっぽいバスケットでポイントとして使われたりしているのを見て作ってみたいと思ってました。↓ こんなの。

バスケタルと言えば  ↓ こういう均質な透かし編み(こだし編み)が定番、というふうになってきていたので、そうじゃないやつ、もうちょっと小洒落たなやつも作りたくて。

以前も、こんな試みをしてました。(3年前ですね。)

この時はこんな成果物に辿り着いています。これは今も出品中。

(いい色になってきてます)

検討したのはどれも、横材を極端に少なくして、フリーになった縦芯で変化を出していく模様です。この時は縦芯を細かくクロスさせる部分(コザカナパターンと名付けてます。)と、縦芯が真っすぐになっている部分を主役にしていました。

実はこの時、↓ この模様もここまで出来てはおりまして。
完成させて写真を撮っているのでそれなりにできた感じがしていたのだと思います。斜めにした縦芯を、上下に離れた2本縄編みで抑えた模様。シンプルです。
でもやっぱり今見ると下手で。ラインがワヤワヤしています。で、自信が持てなくてお蔵入りだったのだと思います。

でも今回、記録と記憶を引き摺り出し、完成したのがこちらです。
ワヤワヤせずに作れるようになっていました。いつのまにか。
縦芯のピッチはこだし編みとか素編みでは1.5㎝なのですが、それだとガラ空きな感じになってしまうので1.25㎝ピッチ。(そのせいで立ち上がりの折り返しや縁編みがキツキツで難しい。いいものを作るのはやっぱ大変。)

そして持ち手。2本を1カ所で留めてある持ち手を置きかごとしては初めて採用しました。
( ↓ これを作る際に初めて採用したデザイン。)

1本手では不安定になってしまう細長いかごをバランスよく持つための機能的なデザインですが、可愛いポイントにもなってると思います。

底面の大きさはだいたい27㎝×16㎝、高さは約7㎝。
こんな感じでリモコンとか身の回りのゴチャゴチャするものを入れたりしてほしい。軽くて当たりが柔らかいかごです。


最後に私自身のオカモチの使用状況です。
私、片づけられない人です。
「なんとなくだいたいこんな感じでとりあえず何かを放り込んで置く」のにも最適。
クリスマスの贈り物などにいかがでしょうか。(ヌケヌケと。)

余談です。
3年前、自分はもう上手くなったつもりで作っていましたけど、やっぱり結構下手だったんだなと改めて思いました。月日というのはすごいなと、毎日作っているという事実は嘘をつかないんだなと。そして自分はもう若くはないのでこの先はいつまでも上手くなっていくということはないだろうなとも。
それから、下手でも情熱が今より多くあった当時の自分がいたから思い起こして新しい物を作れたりもしている。記録を残して気持ちも残していたことは掛け替えのないことだなと。
こんなにサボっていてこの感想はほんとに情けないところですが、できるだけnote続けたいと思います。。。
時々、書きます。。。

ではまた。


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