追記:組み立てキューブパズルの森に分け入って(その4)
1,すべて形状の異なる対角線対称Half-cube ピースによるCoin box パズル
先に投稿したDiagonal Symmetric Coin Box Puzzleで紹介した5×5×5ユニットBoxを、Cubeの代わりにHalf-cube を使えば、容量も増えて、軽量化できる。
しかし嵌合部がはみ出して機能的ではないので、嵌合部をhalf half-cube に変更し、コーナー部をquarter Half-cubeに変更したらスッキリした。
新製品の誕生である。
コイン投入面はひっくり返すとコインが取り出しにくくなる。
2、奇跡のあっと驚くびっくり箱(キューブ)
新製品が誕生したがこれだけでは終わらないのがパズルの森である。
この製品は一つの面(ピース)に3×3ユニットのHalf-cube を使っているが、これを2×2にすると先に開発した4×4×4cube box の対角線対称ピースのパターンが5×5×5cube boxと同様に使える。
さらに、1つの面に1つのHalf-cube にしたらどうなるか。
嵌合部のユニットがすべてquarter Half-cube(mini cube)になり、2×2Half-cubeと同じ4×4×4 cube boxの対角線対称ピースのパターンが使える。
これでおしまいにするつもりだったが、3種類のBox puzzleを並べてみると各キャビティにピッタリ収まるマトリョーシカ(入れ子)になっている。
Coin boxにコインが入らないので上面のピースを開けてみると中は2つの入れ子とサイコロでびっしり詰まった奇跡のびっくり箱(キューブ)になっているのである。
付録:今回の試作で使用したHalf-cubeはマルゴ/マルゴニアゲーム(マルチ五目並べ)用ブビンガ駒の残り材料であった。
コイン投入口に使用しているのが木口のきれいなブビンガ木材である。
(完)