🎵音楽スケッチ🖍️角野隼人🎵
福岡アクロスシンフォニーホール
2月1日 17:00開演
グランドピアノの左側にはスケルトンのアップライトピアノ、そしてコの字に小型のシンセサイザー?キーボードが置かれていた。
一般的なピアノソロコンサートではない!わくわくして来る!
会場が明るくなり、角野さんが風のように、颯爽と登場した。黒の緩やかなスーツ、しかしデザインが個性的で、角野さんにピッタリな出立ちで、軽やかにお辞儀をし、背中を向けて、アップライトピアノの椅子に座った。すぐに照明が暗くなり、シンセサイザーの音が、異次元の世界に私を連れて行ってくれた。宇宙空間で聴いているかのようだ。
第一章は、
"A call Beyond" というタイトルだ。映画「インターステラー」から"Day O ne“
バッハのコラール前奏曲、坂本龍一の「solari」
角野隼人の胎動。
合間には彼のトーク。宇宙をテーマとし、丸い球体の正体は照明器具だった!
右は月、真ん中は太陽、左は地球との事。角野さんらしい演出に、思わずわぉー!
彼の、とつとつとした語りで、笑いもあり会場が和んだ。
そして第二章へ!
“Celestes"
メシアンの高き御空の眼差し 幼子イエスに注ぐ20の眼差し第8曲。
フォーレのイン・パラディスム・レクイエム。
ドビュッシーの月の光。
角野隼人のHuman Universe。
近い未来には、きっと行けるであろう宇宙空間で聴いているような錯覚をする。
休憩後
第三章は、
角野隼人の"Three Nocturnes"
スクリャーピンのピアノソナタ第5番op.53。
ラヴェルの亡き王女のためのバヴァーヌ。
ストラヴィンスキーの火の鳥。
クラッシックの名曲揃いだが、彼の演奏する音楽はもはや、角野隼人流であり、クラッシック音楽の未来への挑戦だ!
角野さんは音楽家なのに、哲学者のようだ。しかし興味ある場所には風のように軽やかに、少年のように、さっさと移動して行き、そこで新たな発見をして、角野隼人流にアレンジして行く自由人でもある。
彼の未来の姿は、私には予想つかない。音楽家という枠に収まらないだろう。
だからこそ、彼から目が離せない!
角野さんの生の演奏を聴くのは、今日で4回目。
今日は角野さんの本質を少しだけ垣間見ることが出来た。
音楽家でもない、クラシックに詳しくもない、唯の普通の人である私が、あれこれ勝手に呟く音楽紀行🎵は続きます❣️
次回また!