マッスルインバランスの勉強2
前回の続きです。
程よくやっていきます。
①関節・筋・神経システムは機能的に統合されている。感覚システムと運動システムの統合が必要。(感覚運動システム)
②固有感覚は、機械的刺激を中枢神経に伝達されるための神経信号へと変換すると同時に抹消受容器から刺激を獲得するもの。と定義される。
③固有感覚は情報処理を含まない。(固有感覚をみるときに、位置覚や運動覚をとおすと間接的な測定となる。)
④感覚受容器からの求心性情報は、運動出力するために【●直接的な反射反応の誘発●プログラムされた随意反応のパラメーターの決定●バランスを維持するためのフィードバック・フィードフォワードメカニズムの統合】が役割としてある。
⑤関節受容器からの求心性情報は関節周囲の筋活動を調節する。
⑥関節包内の機械的受容器は4タイプ存在する。
⑦異なる関節受容器が異なる閾値で作用する。
⑧4タイプのすべての関節受容器が歩行と姿勢・呼吸の維持に関わる筋へ強力な促通と抑制へと働く。
⑨筋受容器には筋紡錘とゴルジ腱器官がある。
⑩筋紡錘は筋繊維と平行。長さと錘外筋線維の変化率を検知。四肢の位置と意識的な知覚情報を提供。
⑪ゴルジ腱器官は、筋膜と建内に存在。筋収縮に反応する。
⑥4タイプ
難しい言葉でわかりにくいので、わかりやすくします。
●タイプⅠ:ルフィニ
関節包表層にあり、止まっている時・動いている時ともに反応し、少ない刺激で活動します。活動してから活動が収まるまでは適応が遅いです。主に可動域の最終域で伸張されることで活動します。
●タイプⅡ:パチ二小体
関節包と関節脂肪帯の深層にいる。動いている時に活動し、少ない刺激で活動。収まるのは速い。関節への圧縮ストレスにて活動を始める。
●タイプⅢ:ゴルジ腱器官
関節靭帯に位置。動いている時に活動し、強い刺激でようやく活動を始める。収まるのは遅い。自身の筋活動による緊張に対して反応をする。
●タイプⅣ:自由神経終末
線維被膜・脂肪帯にいる。侵害刺激(痛み)により反応。強い刺激で活動する。刺激がある間はずっと活動する。疼痛と炎症に対して活動を始める。
こんな感じ。
これらの関節受容器が働いてどうなるのかはまた調べてみます。
最後に
マッスルインバランスの勉強だけど、やっぱり感覚と運動は切り離せないんだなと感じました。良い感覚から良い運動が生じる。これは間違いないね。どの刺激でどの感覚が入力されるのかわかれば介入の仕方も変わるかもね。
まだまだ勉強しないとなー。
今日は以上!
明日の雪が心配です。