作品概略|各巻目次|エピグラフ 5 仲西森奈 / Morina Nakanishi 2024年8月25日 22:42 作品と経緯(概略) 01『そのときどきで思い思いにアンカーを打つ。』note版 SSC01『そのときどきで思い思いにアンカーを打つ。』|仲西森奈 / Morina Nakanishi|note 仲西森奈による連作掌編小説「ショートスパンコール」シリーズ第1作目『そのときどきで思い思いにアンカーを打つ。』のnote版 note.com 書籍版 そのときどきで思い思いにアンカーを打つ。 (ショートスパンコール) amzn.asia 1,980円 (2024年08月30日 01:49時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 献辞わたしにまつわるほとんどすべてのあなたたち。特に、橋本吉史、長嶺慶治郎、杉本龍哉、岡﨑希、篠原繭へ。わたしにまつわるほとんどすべてを象ってくれた、「京都」という時間、その時間をつかの間共有してくれたすべての関係者へ。そして何よりふたつのささやかなチーム、TOWAIEとSARACHI、そこに所属していた、している人たちへ。手に取り、差し出せる限りの愛と、この作品に費やし、そしてこれから費やし続ける膨大な日々を捧げます。ありがとう。惹句仕事を辞めてパリへ飛ぶ人。「神」という名のウーパールーパーを看取った人。内臓が地球の人。はじめて朝を体験する人。火山灰を集める国籍不明の人。突然誰かに語り始める人、人、人。YouTuber御用達のコンビニ。そのコンビニの老店主。道端のバヤリース。カーセックス。ある人間の愉快な一年。そのなんやかやと、それ以外のなんやかやが、交錯して錯綜して頻繁に脱線する。仲西森奈の連作掌編小説。もしよければ、見届けてください。目次エピグラフルール1信頼できる部分を見つけ、しばらくそれを信頼すること。ルール2学生の義務 先生と仲間から可能なかぎりすべてを引き出すこと。ルール3先生の義務 学生から可能なかぎりすべてを引き出すこと。ルール4すべてを実験と思うこと。ルール5自己鍛錬できる人であること。これは聡明な人や賢い人を選んでそれに倣うことを意味します。鍛錬できる人は良いやり方を真似できる人。倣いながらさらに良いやり方を見出す人。ルール6間違いは存在しない。勝ちも負けも存在しない。つくることだけが在る。ルール7唯一のルールは作業すること。取り組み続ければ何かに繋がります。すべての作業をこなす人が最終的に何かに到達できます。ルール8創造と分析を同時におこなわない。二つは別のプロセスです。ルール9できるかぎりハッピーでいる。自分であることを楽しむ。考えている以上に軽いことです。ルール10“私たちはすべてのルールを破る。自分が決めたルールでさえ。どうやって? 未知数Xのために十分な余白を残しておくこと”ジョン・ケージの言葉役に立つヒント:常に動きまわること。行き来すること。授業に出席すること。手当たり次第に本を読むこと。映画を注意深くたくさん観ること。すべてをとっておくこと。あとで役立つかもしれないから。来週、また新しいルールを考えましょう。イマキュレート ハート カレッジ 美術学部のルール02『名付けたものどもを追う道筋を歩きながら、』note版 SSC02『名付けたものどもを追う道筋を歩きながら、』|仲西森奈 / Morina Nakanishi|note 仲西森奈による連作掌編小説「ショートスパンコール」シリーズ第2作目『名付けたものどもを追う道筋を歩きながら、』のnote版 note.com 書籍版 名付けたものどもを追う道筋を歩きながら、 (ショートスパンコール) amzn.asia 2,200円 (2024年08月30日 01:52時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 惹句タワーマンションの清掃員はどこかのだれかのカーセックスを書き続ける。未来は懐かしくて、自転車は漕がれて、モノは盗まれて、サモトラケのニケのぬいぐるみは今日も抱きしめられている。あらゆる一人称。インターネットの片隅。ロッテリアの喫煙席。地に足のつかない男たち。はじめて飲んだお酒。抽出されたコーヒー。ある人間の愉快な一年。そのなんやかやと、それ以外のなんやかやが、交錯して錯綜して頻繁に脱線する。仲西森奈の連作掌編小説。もしよければ、見届けてください。目次エピグラフ1 縁は権よりも強し。2 質と量は速度で決まる。つまらない二項対立にとらわれるな。3 無礼者であれ。4 バカとアホを見極める。5 作ることを正しく恐れ、見せることを正しく恥じよ。6 失敗したら旅に出よう。7 アイデアは常にポジティブであれ。8 ちゃんと喜んでちゃんと凹め。9 授業はなるべく出るべし。10 「I hope our paths will cross again」作れば会える。会えば作れる。そういう円環を宿してそれぞれの道を歩むこと。ニューホライズン10ヶ条03『空想を呼び声として、』note版 SSC03『空想を呼び声として、』|仲西森奈 / Morina Nakanishi|note 仲西森奈による連作掌編小説「ショートスパンコール」シリーズ第3作目(予定)『空想を呼び声として、』のnote版です。 5 note.com 惹句秘密基地には木の枝があり、木蓮の葉は揺れ、飴玉は透き通り、海は水たまりのよう。今日もどこかでたばこは巻かれ、人と人は出会い、あなたを傷つけたことも救ったことも教えないまま「私」はその場を去っていく。ファミレスの安ワイン。絵文字の炎。うんこ味のカレーとカレー味のうんこ。そびえ立つ宗教施設に、誰かのクラウド上で眠り続ける記念写真。エマ、サガミ、この地球。ある人間の愉快な一年。そのなんやかやと、それ以外のなんやかやが、交錯して錯綜して頻繁に脱線する。仲西森奈の連作掌編小説。もしよければ、見届けてください。目次エピグラフ「ときどき、生きていると、この世の外へはみだしてるって思うこと、おまえ、ない? 別に悪いことをして、はみだすわけじゃないんだ。ただ内に入れないっつう、そういう気分。そういうとき、おれ、補欠になってる。今だって補欠だ」小池昌代『タタド』所収「45文字」(新潮社)p.156「中間はないんだね?」「中間はないの」と彼女は言った。「何故なら、そこには中間的なものが存在しないからなの」「中間的なものが存在しないところには、中間も存在しない」と僕は言った。「そう、中間的なものが存在しないところには、中間も存在しないの」「犬が存在しないところには、犬小屋が存在しないように」「そう、犬が存在しないところには、犬小屋が存在しないように」村上春樹『国境の南、太陽の西』(講談社)p.232 ダウンロード copy #小説 #目次 #ショートスパンコール #エピグラフ 5 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート