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この世のスピードは思ったより速い。

世の中のスピードっていうのは、ものすごく速い。

アーリーアダプターが反応し始めるころには、
もうかなり先を行く人たちが道を切り開いている。

そこに、グローバル化が相まって、
同じ土台に立つ人が何億人もいる。

ウェブサービスを使えば情報がはいってきて、
翻訳エンジンをつかえば 大体の言いたいことがわかる。

オープンソースはどんどん生まれ、Qiitaみたいなところでは
どんどん技術情報が文章化され、皆に共有される。

StackOverflowみたいなサイトで国籍関係なく質問がなされ、
githubみたいなところで ソースが共有される。

電子書籍ですぐに様々な文献を読むことができて
論文検索サービスをつかえば 過去の研究にもアクセスできる。

Raspberry Piみたいな 標準的かつ廉価なシステムが
もはや 小さいパソコンに匹敵するような性能をもち、
スマートフォンが持ち運びできるネット付きPCと大差ないレベルで動く。

そこら中にWi-Fiが飛び、Bluetooth 無線タグがあり、GPSで位置も見えて、
そこら中にある家電がIoTという形で繋がっている。

物を作るだけ、という時代は 終焉をむかえ、
「物は 目的をどう達成するか?の1手段」という思考にシフトし
そこにどれだけの付加価値を付けて行けるか、が大事になってきている。

もっとも、つけるだけじゃだめで、より合理的で、なおかつ
今までの常識にとらわれない見方や、今までハード制約で
常識化されていたところを崩した先にある仕事・環境・価値を
どう顧客に見せられるか?が鍵になっているようにも思える。

きっとパラダイムシフトと呼べるぐらいの技術革新が
10~15年ごとにやってきて、その都度 いろんな情報を
覚えなおしながら乗り越えていくことになるんだろう。

そう、AI技術がこれから 今までの業務を一新する。

簡単な作業はどんどんAIがこなしていって、
人間はその先にある新たな仕事に着手するようになる。

より豊かで、複雑な、人間らしい仕事。

一方で、これについていけないと 取り残されてしまう。
きっと学習スタイルをかえなきゃいけないはずだ。

「手順」をきれいに暗記するスタイルではなく、
その「手順」はどうやってきまったのか、
その背景や決め方、どうやって学習すればいいか?みたいに
そのプロセスをより大事にしなければいけないはず。

そう、ベースとなる考え方や理論、基礎概念は
AI技術がきても そう簡単には古くならない。

むしろ、そこを理解してAI技術にのぞまなければ、
AI技術に振り回されておわるだろう。

先日、youtubeをみていたら、近畿大学の卒業式の映像をみかけた
ゲストで送辞を送っておられた堀江貴文さんも
そんな未来を見据えてお話されてたんじゃないかな、と思う。


開発したり研究したりするのに時間と費用がとてもかかるので、頂いたお気持ちはその費用に補填させていただきます。