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私はなぜ配信をみるのか?

家に居る人が増えてなのか…ゲーム実況をはじめとした配信が増えてます。まぁ、きっかけがなければ、進んで見に行こうとはならないかもしれませんね。でも、あえて一歩踏み込んでみると人生観が変わる、というお話。

1.配信といえば…

メジャーなところでいけば、Youtuber、Vtuber みたいなところですかね。
Youtubeだと、割とテーマを決めた配信をしていたり、もう有名どころの人も多いですね。

日本ではまだまだ有名ではありませんが、ゲームを中心とした動画配信プラットフォームとしては、Twitch があります。いろんな国から配信をしていて、雑談や料理といったものまで幅広くあります。

2.人との関わりかたの変化

ライブ配信といった形が広まってきてから、人との関わり方が徐々に変化してきたように思います。

当初、Youtubeや、ニコニコ動画で配信されている動画は、あくまで「一方的な」情報のやり取りだけでした。これが、生放送という形になって双方向のやり取りができるようになったことで、少しずつ変化が生まれます。

図2

日常生活においては、自分が関りを持つ範囲で人に出会い、話をきき、コミュニケーションをとります。今ではLineやメールでこの距離こそ広がりました。

これが、SNSで人と出会い、コミュニケーションをとる幅がひろがりました。ライブ配信もその1つといえるでしょう。

バーチャルにも深度があり、完全バーチャルな場で時を共有するというのがVRChatやClusterといったVRの世界。「同じ時間軸上の異世界に飛んだ」とでも言いましょうか。(分かりにくいか…)

で、Twitchのようなライブでは、自分も相手もリアルにいながら、相手とバーチャル領域で出会う(半ばバーチャル錯覚)している状態であるものですね。このような配信枠で、リアルで合うよりも幅広く、VRに入り込むよりハードルが低く(とっつきやすく)コミュニケーションをとれる世界となりました。

3.コミュニケーションを取るのは難しい

図1

実は、個人差はありますが、ストリーマがおもっているほど視聴者は気軽にコミュニケーションをとれるわけじゃありません。

実際には、見に行く、再び見に行く、チャンネル登録する、コメントを書く、コミュニケーションを始める…という長い過程を、さっとやってのけられる人が多いわけではないのです。

しかも!それは「その人がみたい」と思えるものでしかそのハードルは超えられないのです。このハードルをいかに超えてもらうか?という部分で悩んでいるストリーマも多いはず。

実際に書き込み始めるときには、次の問題があります。それは「ストリーマ本人に受け入れてもらえるか」という点と、「そのまわりのコミュニティに受け入れてもらえるか」という部分。

とくに、後者は、ストリーマがつくってきたコミュニティの質も問われてきます。クローズドな雰囲気が強くなってくると、新たに入れる人は少なくなります。(ここに苦労して、泣く泣くBANを使う人もおおいとか。)

つまり、古参は「ストリーマコミュニティを支える」ものとして、古参としてのプライド、節度、資質が必要になってきます。

この辺りをうまくコントロールされた場に出合った時、視聴者は入り込んでいこうかな?ということになっていきます。(実際に、わたしはそんな感じです)

4.ただ、同じような配信は沢山ある

実際にみてみると、ゲームの配信なんて、みんなやってたりします。ただただTwitchみてても、正直あきます。なんせ、ただ動画を出しているだけでは「自己満足」で終わってしまうのです。

それが、めっちゃくちゃプロの動画で、そこから技が盗めるなら、その技を欲している人は来るでしょう。それが芸能人なら、その芸能人の芸をみたくていくかもしれません。しかし、相手が求めているものとマッチできなければ、やはり面白くないので、去ってしまう。

ここで関係をつなぎ留め、よりよい関係を築いていくには、もう1アクション必要になります。

この辺りを考えていた時、いろいろモヤモヤしていたんですが、「なぜ配信をやっているのか?」という根底の部分、いわゆる「人と成り」という部分で疑問があることに気づきました。

結局コミュニケーションをとる以上、「その人を知りたい」ということなんですね。だから、そこに仮面があったり、壁があると、その先に進めない。

だから、雑談配信などを通しながら、このあたりの想いを伝えたり、人と成りがわかるような話をすることが大切なんだろう、と思ってます。

5.このようなストリーマは面白いと思う

私は、その人が経験してきたことがわかる配信がとても面白いと感じています。また、それがギャップがあるほど、面白いと感じます。

私が Twitch でコミュニケーションを取り始めたきっかけとなるのは、えりんぎさんと、めぐもんさん、ぱきちさん ですね。

この3人は、ゲームが好きだというベースはあるけど、私はそれ以外の部分にとても大きな興味と魅力を感じているので見ています。

5-1:めぐもん さん

めぐもんさんは、DJで、豊富な人生経験があります。時折語ってくれるのですが、その経験は万人がしていることではないし、音楽についても知識が多い。

いつも音楽を選定してかけてくれる配信をしてくれるんだけど、スナック、というテーマもあってか、参加者も交えて会話が成り立つ空気感がとてもおもしろい。

根っこの部分はとてもまじめで、自分を冷静に分析しながらフィードバックしてたり、愚直に努力ができて、ちょっぴり不器用なんだろうな、という人間像が見え隠れしていて、ほんと「友達になりたい」と興味をもったひと。

5-2:えりんぎ さん

えりんぎさんも、ゲーム好きだし、時々陶芸ゲームでは度肝を抜く芸術センスを披露する方ですが、時折、彼女の本心というか、一面を垣間見ることができます。

彼女は、コスプレイヤーとして いろいろ写真を公表したりして、表向きなイメージはそういう「かわいい女の子」という一面があります。(たしかにかわいい!)

その表面的な面だけなら、その感想で終わってしまうんだけど、実際には冷静に物事を分析しながら、自分が「こういう状態にありたい」という形に向かって軌道修正しながら歩き続けられる人です。

(この部分のニュアンス、うまく言いたいことが伝えられているだろうか)

コンプラ意識もあるし、経営者に向いてる性格じゃないかとおもう(笑)

まだまだ表で話していない経験がある(ある配信でも、こんな過去を経験していて…という話もある)んだけど、そこで垣間見える話とか、時々でてくる「心理学」キーワード、偉人の言葉とか… ほんと勉強熱心なんだろうなぁ、とおもってます。

どうやって人を巻き込んでいくか、仲間を作っていくか?なども考えていて、友達になりたいとおもう反面、敵に回したら怖いな(笑)とおもった人。

5-3:ぱきちさん

彼女は、非常に勉強熱心で、なおかつ「完璧」を常に追い求めているひと。いろんなシステムを導入し、繰り返し、マニュアルを作って誰でもできるようにしたり… コツコツと物事を組み立てていく性格。

しかも、革新を望む「前向き」が人より何倍もつよい。同じことを繰り返すことを良しとせず、常に状況を変えていこうという意識が強い。

より多くの国から配信を楽しめるように仕組みを組み立て、分析をしたりしていて、ただゲームを配信すればいいや、って考えだったらこんなことは絶対しないよね。本当に努力家。

6.注目枠

まだ人と成りが分かるところまで配信をみてないけど、注目してるchもある。

コミュニケーションを意識していて、なにより楽しんでいることがとても伝わる(疲れている人にとって救いになるんじゃないか、とおもえるクリアーな笑い声が特徴)。

日本語の勉強をしている彼女は、言葉とっても上手なんだけど、分からない言葉は必死に探してコミュニケーションを取ろうとするし、なにより来た人のことをとても覚えています。

なぜ日本語を覚えたいと思って努力しているのか、などが見えてきたら、もっとファンになるんだろうとおもう。

英語を覚えようと努力しているイラストレータ、ゆうまくん。コミュニケーションを重要視していて、ツールを使いながらも「自分の言葉で伝えたい」など、個をしっかり持っている。

そんな「コミュニケーションをしっかりとろう」と時間をつかっているのに、イラストはものすごいスピードで完成する。きっといろんな人生経験をしているのだろう。

7.終わりに

動画配信は、表面的なところしか理解しない(しようとしない)ことが多い。見て終わり、みたいな。

人間って、最初の印象にかなり左右されるし、視覚にひっぱらられる生き物だから、同じことを同じようにいっても答えは変わってしまう。

だからこそ、その「表面ではわからない」ことをしっかり見られたとき、人はファンになってもっと知りたいとなるんだろう、とおもっている。

私がここ数年みているアーティスト「ももいろクローバーZ」でも同じことがいえるんだよね。彼女らは「笑顔を届けるという部分で天下を取りたい」というポリシーのもと、ぶれずに活動をやっているからなんです。

だから、マネージャも含めて、行動に一貫性がある(普通なら、採算考えて「儲からないからダメ」「契約だからダメ」とすぐ諦めることでも、採算が合うように仕組みを変えながら、時には採算度外視で即決する。その基本行動軸は「みんなが笑顔になれるか」という部分。)

こういう思想の部分が少しでも見えてきて、共感できた時、人は「もっと応援しよう」となるんだろうね。

新型コロナウイルスの行動制限で外にお出かけできないという、いつもと違う年になったけど、こういう視点で動画を見ながら、心を潤わせながら生活できれば、きっと質は向上していくにちがいない。

ぜひ、あなたも 今日から、Twitchで 興味のある配信をみてはいかがでしょうか?

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