その言葉は心をうごかしているか
たまには Twitterをやったりするわけですが、その時に見て感じた「相手に伝えるメッセージってとっても大切」っていう話。
そのメッセージは相手の心を動かしているか?
なーんて偉そうなことを言える文章書いているのか?と言われると辛いところですが、やっぱり文章を書く以上、なにか伝えたいことがあるし、どこか共感してほしいな、と心の底ではちょっぴり思ってます。
だからこそ、「いいね」とか、コメントがつくと嬉しかったり。こういうメディアもそのあたりの心をくすぐる仕組みになっています。
で、今日みたTwitter。アイドルの方とかコメントしているのをみたときに、ちょっと特徴があるのに気づく。
ランキングが上がらず困っているアイドルのコメントは「〇位にならないと雑誌に載れないんです、困るんです、CD買ってください」みたいな。
よくある投票数とか、CDの購入数に比例してランキングがあがって、選抜されるっていう、ちょっと前に流行ったあの商法です。
そのコメントの横には、アイドルの切実な感じの写真がのっかってて「あー大変だな、応援したいな、買ってやるか」となるわけです。ファンならね。
でも、これが通用したとしても、そもそも見ている大ファン向けにしか伝わってないし、心が動かないわけです。ファンはその子に対して敷居が下がっているけれど、これからファンになる人には敷居は高い。たとえ、そこに自分好みの可愛い写真が載っていても。
なぜか?そりゃ簡単なことです。
「そのメッセージは、自分に向けて書いていること」だから。
さっきの文で言えば、困るのはそのアイドル自身ですよね。その先にあるべき共感の力は弱くて、どちらかといえば「かわいそう」を引き出すメッセージ。そしてどこかネガティブ。
たぶん、本当に大変な状況で、視野が狭くなってるんだとおもうけど、それじゃ今回クリアしたとしても、この先苦労するのは目に見えているわけです。
女性アイドルグループ「ももいろクローバーZ」のリーダ、百田夏菜子さんは、「みんなに笑顔を届ける」という主軸があります。彼女が発したメッセージをみてみると…
『皆さん、絶対に迷わないでください。これからも私たちに付いてきてください。……お前ら、一緒に行こうぜ! 紅白の向こう側!』
《百田夏菜子/ナタリーより引用》
このメッセージの発し方、本当にポジティブで、「私たちが見せてやんよ!」っていう勢いさえ感じられる一言。その言葉には自分のことよりも、読んでいる相手を見据えて書いてる(言ってる)ことが分かります。
そんな彼女ですが、このあとも順調にファンを増やしています。彼女の魅力はそれだけじゃないですが、こういう所にも表れるのですね。
仕事勤めする人なら、だれもが1度は経験するリーダー的ポジション。そういう時に発する言葉は、あなたが魅力的だとおもう彼・彼女らのメッセージ発信方法を注意深く見てみると、得られるものがあるかもしれません。
そう、言葉は心をうごかす力があるから。
開発したり研究したりするのに時間と費用がとてもかかるので、頂いたお気持ちはその費用に補填させていただきます。