カルロス袴田「ミクウナ4コマ」解説と考察|2024年11月6日|『ヨンセサイザー』
ひとこと
音街ウナの「Synthesizer V」の発売おめでとうございます。
個人的にも購入を考えているので、とても楽しみです。
今回の4コマのオチは、これまでのウナのデザインに描かれていた「オタマン帽」に寄生(?)しているウナギが2匹になったこと。
今回のデザイン変更はウナのお茶目さを出しながらもボーカリストとしてのフォーマルさも保っていてとても気に入っています。
4コマ枠外の左右の文言は少しノスタルジーでありながら、具体的なことはあまり言っていないユーモアがある。
用語解説
▶ ヨンセサイザー(タイトル)…発売された「Synthesizer V」の「シンセサイザー」の「シン」の部分を4に変えたもの。
▶ スカーレット・ヴァイオレット(2コマ目)…2022年に発売された、現在のポケモンシリーズの最新作となっている『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』(以下「ポケモンSV」)の略称部分「SV」のこと。
▶ パモさん(2コマ目)…「ポケモンSV」から追加されたポケモン「パモ」のこと。
▶ でんきテラス(2コマ目)…「ポケモンSV」の戦闘において新しく搭載された、ポケモンに1つタイプを増やすことのできる「テラスタル」を使い、でんきタイプを付与すること。テラスタルをする際にはそのタイプによって頭の上に大きなキラキラとして装飾が付くのだが、でんきテラスの場合は豆電球のような装飾がつくため、かなりくびれてはいるがウナと同じベレー帽のような形になる。
▶ ヴァヴァロア(3コマ目)…洋菓子のババロアのこと。ちなみにババロアはフランス発祥だが、フランス語表記の場合も「bavarois」となるため「ヴァヴァ」とはならない。
▶ おれが2体になった(4コマ目)…音街ウナの初期のデザインでは大きなベレー帽に「オタマン帽」に1つウナギの顔がついていたが、新しいデザインではこめかみのあたりに左右それぞれ「ウナギ」の顔がある。ハーフアップツインテールの髪留めのようなデザインであり、ウナギの顔はこれまでのマダムのような表情から、少しキュートなものに変わっている。
▶ 先祖代々せんぱい(枠外左)…初音ミクはこれまで多くのバージョンが発売されているが、どの代でも「ミクウナ4コマ」においては先輩であるということを概念的に説明している。
▶ 増えてみた(枠外左下)…枠外下のゆかりさんの絵を見ると、髪飾りや結われた髪が増えている。
本日の通りすがり
▶ BIGフエラムネくん(枠外下)…今回もまた「通りすがり」でなく駄菓子の「フエラムネ」である。フエラムネは名前の通り吹くと笛のように音が鳴る。増えたゆかりさんに驚いたネコが「増えっ…」と発言したためフエラムネが採用されたと考えられる。
しかしここで疑問なのは、4コマ制作のどのタイミングで「通りすがり」は実装されるのかということである。
袴田氏が4コマ投稿から少し遅れてXにする投稿するタイプラプスのメイキング動画を見ると、「増えっ…」の吹き出しを描いた直後に描かれている。4コマの下描きの前に絵コンテのようなものが存在するのかもしれない。
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