カルロス袴田「ミクウナ4コマ」解説と考察|2024年3月13日
ひとこと
ネタの着想は正確にはわからず、おそらくカルロス袴田氏がその当時お腹が空いていたか、もしくは枠外に右にあるように臓器に感謝していたか(お酒などの影響で)、そのどちらかではないかと推測される。
2コマ目のミク先輩の表情は艷やかでとても魅力的である。
3コマ目で胃のコスプレをしたミクの上から髪もしくは髪飾り的なものがはみ出しているのも、細かい設定を感じられて楽しめる。
用語解説
▶ 四臓六腑(タイトル)…四字熟語「五臓六腑」の「五」が「四」に変わったもの。
▶ ロップイヤー(枠外上)…耳が垂れている種類のうさぎ。タイトルの「六腑」の部分とダジャレになっている。
▶ ストマック(3コマ目)…「胃」を意味する英語の「stomach」のこと。ミクは胃のコスプレをしている。
▶ グリコ(4コマ目)…江崎グリコから発売されているキャラメル「グリコ」(アソビグリコ)のことで、ウナのポーズはそのグリコのパッケージにも描かれている有名な「ゴールポーズ」である。 なぜミクがそのようなボケをしたかというと、グリコ一粒一粒がハートの形をしているからであり、「心臓かと思ったらグリコ」というボケである。
▶ グロウル(4コマ目のウナの福)…グロウルとはデスボイスの1種で「ガナリ声」「ダミ声」などによる歌唱法であり、ウナが嘆いている姿とリンクしている。また本来のグリコもタンクトップを着て、胸には「グリコ」と縦書きで記載されており「グロウル」と少しだけ言葉の出だしが似ている。
▶ 300m走りました。…グリコは1粒食べると300メートル走れると言われている。実際、グリコ1粒に含まれるエネルギー量が300メートル走れる相当のものである。
▶ ドドドドドードリオ(4コマ目左下)…ドードリオというポケモンがいる。ダチョウが元になっていて砂煙をあげながら走るイメージがある。
▶ チェルシーなくなっちゃうってよ(枠外左)…先日、1971年に明治から販売開始した歴史のあるキャンディー「CHELSEA(チェルシー)」が、3月中にも販売終了になるという発表があった。
▶ キャラメルの紙の質感、すき。(枠外左下)…キャラメルの包み紙はキャラメルがくっつかないようツルツルですべすべの質感をしている。
本日の通りすがり
▶ 通りがカリー…カレーが4コマの内容に関係があるとは思えないが「通りすがり」ではなく「通りがかり」を元にしたアレンジは珍しく、その発想の柔軟性にカルロス袴田氏のアーティストとしてのセンスを感じた。
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