カルロス袴田「ミクウナ4コマ」解説と考察|2024年9月4日|『ヨTERNAL』
ひとこと
9月2日、カルロス袴田氏の楽曲『ちがう!!!』がスマートフォン用リズムゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ!」に追加された。
「プロジェクトセカイ」通称「プロセカ」は、ボカロの様々な人気曲を搭載しているが、かなりの人気曲でないと搭載されないされないため、プロせかに曲が追加されることは大変な誉れである。本当におめでたい。
用語解説
▶ ヨTERNAL(タイトル)…「eternal」(永遠)という英単語の「E」が「ヨ」になったもの。4コマのオチにもなっているが、ボカロであるミクとウナは年齢が変わらず、そういったキャラクターや人物は「永遠の◯歳」とよく表現される。
▶ 絵柄もちがう!!!(1コマ目)…この度プロせかに追加された袴田氏の楽曲『ちがう!!!』のサムネイルを真似している。ニコニコ動画に投稿された本楽曲は今年の11月17日に8周年を迎える。(以下はYoutube版)
見ての通り現在の袴田氏の描くミクとウナとは絵柄がそこそこ違うが、どちらも可愛くひょうきんである。
▶ クラッカー(2コマ目)…ウナが鳴らしているのはパーティグッズのクラッカーであり、すしの頭に乗っているのは食べ物のクラッカーである。
▶ ドォォォン(3コマ目)…あまり解説ではないが、いわゆる「戦隊モノ」と呼ばれる「◯◯レンジャー」系の特撮番組では、主人公たちが決めポーズを取る際に背景が爆発する演出が多い。
▶ 16歳です(4コマ目)…初音ミクは2007年8月31日に発売された当初から16歳というプロフィールを持っていた。そして2023年8月31日に、発売から16年を迎えたため時間経過としての16歳を迎えた。よって2024年8月31日に以降は「周年」が「年齢」を追い越している。
▶ FOREVER YOUNG(4コマ目)…直訳すると「永遠に若く」であるが、この言葉が付けられたものは世の中に多すぎるため元ネタなどはおそらくなく、カルロス袴田氏から自然にサラリと出てきた言葉のひとつなのだと思う。
▶ ブラジルでも16歳(枠外左)…これはブラジルとの時差に着目しているものと考えられる。誕生日が8月31日の人は、日本時間の0時に誕生日を迎えたとしても、その瞬間ブラジルはまだ8月30日の昼12時間である。しかし、初音ミクは先日の8月31日どころか2007年からすでにブラジルでも16歳なので、その複雑性がこの文言の面白さである。
本日の通りすがり
▶ 通りすがリンゴ(枠外下)…リンゴ自体は4コマとの関係はない。おそらくゆかりさんのおかげて平和的な空気が枠外下に満ちていたため、その装飾としてリンゴにたどり着いたものと考えられる。
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