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カルロス袴田「ミクウナ4コマ」解説と考察|2024年9月11日|『ヨXCITING』

ひとこと

平成初期に流行った玩具『アメリカンバトルドーム』が復刻というニュースに30・40代が飛びついた。
当時はエキサイティングなCMが魅力的で、ニコニコ動画ではMADの素材にもなっていた。

用語解説

▶ ヨXCITING(タイトル)…当時放映されていたバドルドームのCM内のセリフ「超エキサイティング」から。

▶ ビームを出さんと(1コマ目)…アイドルやアイドル的なキャラクターがポーズを取った時、また表情を作ったときに発される魅力的な姿を「ビーム」と表現することがあるため、それを元ネタにしているのかもしれない。「ビームを出すこと」の明確な元ネタは無いように思える。ミクのポーズはアイドルや可愛いキャラクターがよく用いるダブルピースである。

▶ バトルドォーム(2コマ目)…「ドーム」が「ドォーム」になっていることから、バトルドームのCM内で使われている独特の言い回しを真似ていると思われる。描かれた機体はもちろんバトルドームの形をしている。

超エキサイティン(3コマ目)…こちらもバトルドームのCM内の独特の言い回しである。

ハローマック(3コマ目)…チヨダが平成の前半に全国展開していた玩具店であり、イラストのように城の城壁のような形の屋根が特徴。現在は全店が閉店し、その居抜き物件が「ハローマックの居抜き物件」としてノスタルジーな人気を集めている。枠外左で「ハローマックのことを考えると未だ胸が熱くなる」というのも、昔通ったおもちゃ屋が潰れ、その形だけ残して生きているから感じる感情である。

東京靴流通センター(4コマ目)…ハローマックと同じチヨダが運営する靴屋。東京靴流通センターの物件がハローマックになることもあればその逆もあり、また同じエリアに並んでハローマックと東京靴流通センターが並ぶこともあった。

東京にもあったんだ(4コマ目)…「東京靴流通センター」は「東京の靴が流通してくる場所」という立ち位置であるため、東京にあるとただの「靴センター」になってしまう。また「東京にもあったんだ」は2007年に福山雅治氏がリリースした曲でもある。

▶ サメの魔神(枠外左)…漫画『チェンソーマン』に登場するキャラクターであり「ビーム」の通称。「サメの悪魔」が人間の死体に憑依した「魔人」と呼ばれる存在。

▶ マグロの悪魔(枠外左)…『チェンソーマン』には登場しないが、チェンソーマンのフォーマットに則ってすしを悪魔にしたものと思われる。悪魔は「人間が恐れるもの」から生まれるため、「マグロ」を恐れるものがいることになる。

▶ マキマ(枠外左)…『チェンソーマン』の主要キャラの1人。とても強い。

本日の通りすがり

通りすガーリック(枠外下)…私が記事を書き始めてから三度目の登場。(2月28日、5月8日)

#カルロス袴田 #4コマ #初音ミク #音街ウナ #ハローマック #東京靴流通センター

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