ニュースリリースってなに?その6
今回はニュースリリースを書くときの原則について説明したいと思います。
以前書いたこちらの記事と関連する内容にはなります。
大原則として「1リリース1テーマの原則」です。
広報担当者にとっては当たり前かもしれませんが、広報担当ではない人にはあまりピンとこない原則です。
なぜ1リリース1テーマなのか。それは「このリリースのニュースはなにか?」というのが明確だからです。
受け手側(報道関係者)は毎日多くの情報が送られてくることに加えて、記事を書いたり報道したり取材したりと多くの業務があります。そんな中で長々と文章を読まないと何を言いたいのかわからないリリースは読む気になれませんし、見向きもされません。
そのためにも、何のリリースか一目でわかり簡潔に説明することが必要です。(そこから気になる内容であれば取材に行こうと思われます)
悪い例としてよくあるのが、「新しく●●を導入」としたときに当社はそれに加えて「××や△△にも取り組んでいます」と書いてあるリリースがあります。自社が色々と取り組んでいることを言いたいという気持ちは理解はしますが、それは「あなたが言いたいこと」で会って「受け手が求める情報」ではないです。
色々と取り組んでいることはそれぞれで導入時などにリリースをするべき話であり、まとめた内容を出したいのであれば、別の手段でニュースレターなどにするべきです。
例えば、在宅勤務などについて色々取り入れているのではば、他社が調査リリースなどで在宅勤務に関する情報を発信した内容を活用して、まとめのニュースレターを書くなどです。
「1リリース1テーマ」の原則を念頭に情報を整理してください。