KGI・KPIの作り方ーその3
前回のKGI・KPIの作り方続編です。
今回は多くの広報部門で使われている「掲載数」と「広告換算値」についてです。
前提として私は「広告換算値」をKGI・KPIに使うのは反対です。
理由は以下の2点です。
①広告換算値は「量」だけしか測れず、「質」を図ることができない。
②正確な金額の算出ができない。
①は記事によって自社の取り扱われ方は様々なため、自社への影響が同じではないからです。
広告換算値では自社が主語でも、参考例でも同じになります。特にWEB記事では同じです。(紙媒体の場合、専有面積で計算する場合もあります)
また、自社にとってプラスの記事なのかマイナスの記事なのかも関係ありません。
②紙媒体は「メディアデータ」という媒体を使って算出することが多いですが、その中にもいくつかの金額がありどれを基準にするか算定者によります。
さらにWEB媒体の場合はその差が大きいです。
記事広告の金額をベースにするのか、バナー広告なのか、それ以外にも様々な指標から算出されます。
これらの理由から私は「広告換算値」を指標に使うのに反対しています。
「掲載数」については考え方です。
ただ●件というのでは意味がありません。
自社記事が主語なのか、並列なのか、参考なのか。
ポジティブ系の記事かネガティブ系なのか。
媒体が適しているか。
それらの細分により割り出す必要があります。
しかし、それに注力してしまうと出すことが目的となってしまうのであくまでも一つの考え方としてです。